2018.10.30 update

【動画】戸賀敬城が語る、「僕が<Berluti/ベルルッティ>にのめり込んでいる理由」。(1/2)

1895年創業のパリメゾン<Berluti/ベルルッティ>が、メンズ館1階=メンズアクセサリーでは10月30日(火)まで、同3階=インターナショナル デザイナーズ/プロモーションでは11月13日(火)までの期間限定で、ポップアップストアを展開中だ。会場を訪れた戸賀敬城氏にインタビューを行い、メンズファッションやラグジュアリーブランドに精通する氏から見た、<ベルルッティ>の魅力を語ってもらった。

イベント情報

<ベルルッティ>ポップアップストア

□10月17日  (水)~11月13日(火)
□メンズ館3階=インターナショナル デザイナーズ
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名靴はたくさんあれども、他の靴とはまったく違う

 

<ベルルッティ>は、1895年にイタリア人靴職人アレッサンドロ・ベルルッティによりパリで創業した、ビスポークシューメーカー。しかし現在では、レザーアイテムやレディ・トゥ・ウエア(既製服)、ホームコレクションまでをトータルで展開し、頭の先から爪先までのフルオーダーメイドが可能な、世界唯一のメゾンだ。その熱烈な愛好者にしてラグジュアリーなメンズファッションのスペシャリスト、戸賀敬城氏にインタビューを行った。

「僕が初めて<ベルルッティ>と出会ったのは、『MEN'S EX(メンズ・イーエックス)』の編集長をやっていた17年くらい前のことです。その当時(メゾンの四代目当主である)オルガ(・ベルルッティ)さんが来日されていて、彼女の話にもすごく刺さる部分というのがたくさんあったんだけど、(モノ自体も)名靴はたくさんあれども他の靴とはまったく違うというか……。オーラまで持っているような、特別な靴という風に僕には見えました」


確かに世界中で名靴と呼ばれるブランドは数多い。しかし<ベルルッティ>のそれは、ただ最上質であるだけでも、最高級であるだけでもない、孤高の存在感を放っている。

「靴に限らず、男の服装というのは諸説あるけど150年くらい変わっていないと言われていて、ディテールで愉しむことこそ男のファッションの面白みでもある。そういうもの(伝統やルールなどのベーシック)を押さえながらも、(周囲から)浮くことのない独自性を提案できているのは、唯一<ベルルッティ>(のコレクション)だけなんじゃないかな」

そう語るほど<ベルルッティ>に心酔している戸賀氏が最初に触れた靴こそ、創設者の名を冠したシグネチャーモデル「アレッサンドロ」だ。



「今はスリッポン全盛だけど、シーンによっては紐靴が必要でしょ? そんななかでもあまりフラットに固くキメすぎたくないときは、『アレッサンドロ』の絶妙なハズシがちょうどいい。男の靴って、いっぱい遊んでいるものもあるんだけど、(『アレッサンドロ』の)遊び具合はエレガントで好きなんですよね」

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