理想とするビンテージジーンズを目指す2ブランド

 

まず登場するのは、<orslow/オアスロウ>の「107」。仲津一郎氏が主宰する<オアスロウ>は、自らの手で型紙(パターン)を引き、ミシンも踏み、サンプル縫製はすべて自社のアトリエで行っているという徹底ぶりだ。アトリエには、60年代のアメリカ製ミシン「ユニオンスペシャル」をはじめ、工業用ミシンをずらりと揃えている。


<オアスロウ>デニムパンツ 21,384円


モデル「107」は、人気モデル「105」の進化形として誕生した細身の5ポケットストレートで、縦糸に強撚糸を使うことで生地にハリとコシ、光沢感をもたらしている。着こなしは、裾を大きくめくって、白ソックスにチロリアン、もしくはレッドウイングのブーツが今の気分だ。

<ウエアハウス>デニムパンツ 17,280円

伊勢丹別注モデルも手がける<WAREHOUSE & CO./ウエアハウス>からは、昨年登場した、アメリカで着こまれた古着(セカンドハンズ)のような風合いを楽しめる新ラインをピックアップ。60年代のオーセンティックなビンテージのディテールや色落ちに忠実に、日本人がオリジナルパターンで穿けるようレングスを29インチに設定。裾はもちろんユニオンスペシャルでチェーンステッチをかけているので、強い縄目状のアタリがよく出ている。オールスターなどスニーカーを合わせてカジュアルに穿きこなしたい。

 

最高の素材を最高の技術で、今の洋服に落とし込む

 

ビンテージ志向の対極にあって、ドレススタイルにも適しているのが、松島 紳氏が手がける<CANTATE/カンタータ>だ。ドレスパンツのようにセンタークリースがきれいに入っていて、腰周りのパターンもスラックスに近いシルエットを描き出す。



<カンタータ>デニムパンツ 36,720円

ジーンズの裾はユニオンスペシャルの「43200G」というミシンを使って、ビンテージ特有のうねり感を演出。デニム特有の付属品などもクリーンな印象で、ジャケットが好きな人にお薦めしたいドレスジーンズとなっている。

*価格はすべて、税込です。

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