2018.04.12 update

あなたの足に最良の靴を #2──最適な靴を探すシューカウンセラー那須が目指すのは、“かかりつけの靴ドクター”(1/3)

「自分が理想とするのは、あくまで目安や参考にしていただくカウンセリングで、常にお客さまに寄り添った靴選びをしていきたい。靴は健康にも関係する大事なものなので、“かかりつけ”のように信頼関係を築いていけたら。また、ウェアのフィッティングアドバイザーの資格も持っているので、靴だけでなく、トータルコーディネートも含めたアドバイスを目指したい」と語るのは、シューカウンセラーの那須一輝。
そんな那須が目指す自身のシューカウンセラーフィロソフィーについて、同じ紳士靴のスタイリストをモデルに、実際のカウンセリングを交えながら聞いてみました。


恥ずかしがらず素足になって足を見せてください


カウンセリングは事前にご予約の上ご来店いただく無料のサービス。ご予約をいただいたときに事前に“靴に関するお悩み”を伺っているので、具体的なお悩み相談から入ります。「足が小さくて、サイズで合わせると幅がキツいのが悩み。」とのこと。

▶STEP.1_足の状態を目視でチェック
まず靴下を脱いで裸足になっていただきます。裸足になると履いてきた靴が足のどの部分に当たっているかが目視できます。甲が当たって赤くなっていますね。さらに足の形状や特徴、マメができている部分なども、靴選びの参考になります。シューカウンセリングを受けていただく際は、恥ずかしがらず素足になって足を見せてください。

▶STEP.2_足の測定
裸足のまま足の計測に入ります。測るのは「足長」「足幅」「足囲(ウィズ)」。足は左が0.2cm長く、足幅は左が0.4cm短く、足囲は同じですが、甲は薄いほうです。




▶STEP.3_足の個性を確認
数値をとったら再度目視を行い、踵のサイズ感やカーブの具合、靴擦(ず)れ、外くるぶしの位置、土踏まずの形状、指の長さなど、その方の足の個性を見ます。踵が小さめで、外くるぶしは低め、土踏まずはつぶれ気味で扁平足の傾向があり、やや外反気味です。

▶STEP.4_お客さまの靴の状態をチェック
素足になってお客さまの足を見るのと同じく、お客さまが履いてきた靴も注意深く観察します。靴の中を見ると「フットプリント=足の形に沈んだ跡」があるので、靴の中の足の位置がわかります。さらに、踵(かかと)の減り方などもどういう履き方、歩き方をしているかがわかります。

足を見ると、仕事柄、革靴を履くことが多く、タイトめの靴を履き続けていて、いわゆるキツい靴に慣れていた影響で、ハンマートゥ(=足指の関節がハンマーのように曲がってしまう状態)傾向。
靴の中で足指が折れ曲がった状態で履いているのがわかるので、今回は「前にゆとりがある靴」をセレクト。また、土踏まずのつぶれを起こして正しい位置に来るようなウエストが絞り気味のタイプも条件に入れました。

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