お気に入りのスーツやジャケット、クリーニングに出していいの?


お気に入りの服を買ったら、「買ったときの素材の風合いや素材感を末永く保ちたい」と思うもの。スーツ好きの紳士の中で、「スーツは絶対クリーニングに出さない」と断言する人もいるとか。

「私たちの髪が油分によって美しいツヤやなめらかな風合いを生んでいるように、ウールやカシミヤなど天然毛は油分を持っています。水に入れて洗うと繊維が絡み合い硬化や収縮を起こし“フェルト収縮”現象が発生してしまうので、毛繊維はドライクリーニングしかできません(ウォッシャブル表示を除く)。
ドライクリーニングは油を落とす力があるために、素材本来が持つ油分まで洗ってしまうために、素材感に敏感な方は、風合いが変わったと感じられると思います」と解説。

そういう人のために白洋舍では「しっとり加工」を推奨。カシミヤ、アンゴラ、アルパカなどの獣毛品白洋舍オリジナルの加工剤でトリートメントをする加工で、毛並みや手触りがしっとりなめらかになり、静電気を防ぐ役割も備えます。

また、レザーアイテムに関しては、「レザーは薬品を付けて洗うことができません。白洋舍では皮革が持つ油を補って洗い上げる方法をとり、革を扱っている技術者が、油分の補う量などを調整してクリーニングをしますが、革の奥まで染み込んだ汚れはあまり落ちません。詳しくは店頭でご相談ください」と言います。

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