2017.11.06 update

<picea/ピセア>|カシミヤの最高峰がついにデビュー。バイヤー佐藤巧が語る、ベビーカシミヤの優しい肌触り

カシミヤ山羊の一生のうち一度だけ、初めて刈り取られる産毛のみを集めて整毛された「ベビーカシミヤ」を使用した<picea/ピセア>のデビューコレクションが登場。担当バイヤーの佐藤巧が「自信作です」と胸を張る出来映えは世界的に貴重なベビーカシミヤのみを使ったタートルネックとケーブルクルーネックの2型でお目見えする。

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一枚のセーターを作るのに子山羊約10頭分の産毛が必要

 

「サスティナブル(持続可能)で、トレーサビリティ(追跡可能性)がしっかりしている」というと食物のことのようですが、中国・内モンゴルの東北部で採れるカシミヤの話です。内モンゴル自治区は夏と冬の気温差、一日の寒暖差が大きいことで山羊の飼育に適していて、良質なカシミヤが採れる世界的な産地。ベビーカシミヤは、生後1年未満の子山羊から採れる産毛だけを使ったもので、一頭あたり約30~40gしか採れません。糸の細さを示す「繊度」は、普通のカシミヤセーターが14~16μ(ミクロン)ほどなのに対し、<ピセア>はカシミヤの中で最も細い13.5~14.6μ(ミクロン)の極細の糸を使っています。


ケーブルクルーネックセーター  63,720円
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ストール 39,960円

自然の恵みともいえるベビーカシミヤですが、内モンゴルは地球温暖化を受けて砂漠化、草原退化が深刻化していて、山羊が食べる草も減り、伝統的な牧畜業も衰退しています。現地では彼らの生活のステージである草原を持続的に利用できるように植樹活動を行っていて、植えられている樹の名前が、ブランド名になっている「PICEA(ピセア)」です。

この<ピセア>が使っているカシミヤは、現地で整毛・紡績からニッティングまで一貫して生産できる工場を有する著名な紡績会社のもので、厳密な管理のもと、製品から原毛まで辿ることができるトレーサビリティ(追跡可能性)を実現。植樹というサスティナブルな活動の象徴として<ピセア>というブランド名を付けましたが、トレーサビリティと独自の品質管理のもと、カシミア最高峰のグレードも獲得しています。


タートルネックセーター 52,920円
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ストール 39,960円


電気バリカンではなく、人が丁寧にハサミを使ってカットした原毛のみを使用したカシミヤで作った、ファーストコレクションは、タートルネックとケーブルクルーネックの2型。特に、ラグジュアリーな厚手のケーブルニットはマーケットにもあまりないアイテムで、ベビーカシミヤならではの軽く細く柔らかで、独特のヌメリ感と優しい肌触りはよく感じていただけると思います。

今は無名の<ピセア>ですが、店頭で目に留まって、素材に触れてみて、「このカシミヤはすごいね」と購入されていくお客さまもいるなど、反応も上々です。雄大な自然の中で大切に育てられている子山羊の恩恵ともいうべき素晴らしいカシミアの着心地をぜひこの秋冬にお楽しみください。

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