How to Enjoy Japanese Summer──夏の涼しい過ごし方【The Gentlemen Makers|2017 Summer】(1/3)

高温で湿度の高い季節柄、“いかに涼しく過ごすか”という点においては、実に多くの回答が用意されている。昔ながらの涼の取り方から、最先端のアイテムまでをご紹介。

スポーティな素材で、浴衣はもっと身近になる創業1917年の老舗呉服店「やまと」が手がける、メンズ着物テーラー、<ワイ&サンズ>は、最先端の素材を用い、夏の風物詩であるゆかたの新たな可能性を追求している。次代の一着といえるゆかたをまとったのは、俳優の阿部進之介氏。大河ドラマや時代劇の現場で、日頃からゆかたを身につけている彼が、<ワイ&サンズ>のプロジェクト・ディレクターである矢嶋孝行氏とともに、新たなゆかたの楽しみ方を探る。


阿部進之介(あべ しんのすけ)
1982年大阪府生まれ。2003年、映画『ラヴァーズ・キス』で俳優としてのキャリアをスタート。2004年のドラマ『超星神グランセイザー』でブレイク後は、大河ドラマ『軍師官兵衛』や、映画『信長協奏曲』やドラマ『下町ロケット』など話題作に出演。映画『神さまの轍』も今秋公開をひかえ、着実にキャリアを積んでいる。
矢嶋孝行(やじま たかゆき)
1982年東京都生まれ。消防士、ホテルマンを経て2013年(株)やまとに入社。現在、同社にて取締役事業創造本部長として<ワイ&サンズ>、THE YARD、KIMONOby NADESHIKOのブランディング、運営を統括している。

――身につけての率直な感想はいかがですか?

阿部 ラフに着られるところに新しさを感じます。撮影などで普段からゆかたを着る機会は多いですが、特に違いを感じたのは帯の部分です。通常であれば、ビシッと結んで締めて、背筋も伸びる感じ。ただ長時間着ていると、どうしても疲れてしまう。その点、ぐるっと巻いて腰にたくし込むという締め方は、気持ち的にもリラックスできていいですね。


コットンとポリウレタンの混紡で着心地を追求。意外性のある素材で、ゆかたは新たな境地を得る。サンダルやバックパックなど、小物合わせも今っぽく刷新。
<Y. & SONS/ワイ&サンズ>ゆかた 52,920円
<FACETASM/ファセッタズム> ハット 12,960円
<ithelicy/イザリシー>バックパック 36,720円
<SUICOKE/スイコック>サンダル 19,440円

矢嶋 今回着ていただいたゆかたは、イセタンメンズでのプロモーションに合わせて開発し、フェスやアウトドアなどアクティブシーンでの着用を提案しています。帯は緩く巻けても、着崩れないよう、合わせ部分にボタンを配してあるんです。

―― 価格もこなれていて、一着目にも最適ですね。

矢嶋 <ワイ&サンズ>は今年で3年目。これまでは、反物の産地に根ざしたゆかたをつくってきたのですが、もっと自由に楽しんでもらうべく、今季は初めてポリエステルやポリウレタンなどの機能素材を用いました。モダンなサンダルやハットなどと合わせて、軽快に着こなしていただきたいです。
阿部 ゆかたにバックパックを合わせているのに、統一感がありますよね。イージーかつ機能的なディテイルもさることながら、スポーツウエアにも使われるようなポリエステル素材で仕立てているからでしょうか。これなら、コンビニまでふらっと出かけたいときに、スウェットパンツなどよりもサマになりそうです。


―― 収納に困らないのも特筆すべき点です。

矢嶋 着物の収納といえば桐の衣装箱やタンスが必要だと思っている方も多いと思います。もちろんあればそれに越したことはないのですが、<ワイ&サンズ>では専用の収納箱を付けています。ボール紙なので頑丈ですし、吸湿性にも優れる。一からデザインした家紋を箔押しして仕上げた、こだわりの箱なんです。
阿部 敷居が高いと感じている方こそ、袖を通して違いを感じてほしいですね。例えば“デニムにTシャツ”をゆかたに変えることで、日本的な情緒も味わえる。今夏のゆかたは、よりカジュアルな感覚で楽しめそうです。

「Y. & SONS」ポップアップストア
□6月28日(水)~7月11日(火)
□メンズ館1階=プロモーション
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