2016.05.28 update

【対談】「スニーカー」の良き相棒「ソックス」との最愛コンビネーションとは?(前編)

昨年誕生し、メンズ館でのプロモーションで話題となったスニーカーポップアップショップ「KICK THE CITY(キック ザ シティ)」がオンラインストア(http://isetan.mistore.jp/onlinestore/men/1604kick/index.html)となって登場。キック ザ シティはたんなるスニーカーの集積ではなく、スニーカーを“スタイリングのキーアイテム”として独自の視点から編集。スニーカーのテイストからコーディネートを完成させるファッションの新しい楽しみ方を提案します。
今回は、オンラインショップのオープンを記念して、紳士靴の田代径大アシスタントバイヤーと、肌着・ナイトウエア・靴下の山崎由香バイヤーによる“スニーカー×ソックス”の最新のペアリングについて語っていただきました!


―――ビジネスでもスニーカーが履けるシーンがどんどん広がっている!

山崎 由香 田代さんはソックスはお好きですか?

田代 径大 ソックスは大好きです。クローゼットは無地、柄、シューズイン、スポーツソックスと分けていて、スニーカーを履くときは、スーツならビジネス用の無地を、クロップドパンツならスポーティーなリブソックスを、ショートパンツならシューズインをと使いわけています。ソックスを変えることで、スニーカーの見え方が変わってきますね。

山崎 3.11の震災以来、オフィスにスニーカーを常備したり、一般企業で勤務される方々も通勤で履くなど、スニーカーの活用シーンが増えてきていますね。

田代 確かにスーツやジャケスラスタイルにもスニーカーを合わせるというのが違和感なく浸透してきて、特にこれからのクールビズでは、スニーカーを履く機会も増えると思います。たとえばテーパードの効いた丈の短いパンツにスニーカーなら、どんなソックスをお勧めしますか?

―――夏のスニーカー×ソックスでは、シューズインタイプが本命!

山崎 店頭でのお客さまの声では、「ソックスを見せたくない」と、オンでもオフでもスニーカーにはシューズインタイプが人気です。

田代 そのお客さまの声はよくわかります。自分もそうですが、パンツの丈の変化に伴って、ソックスを「まったく見えない」ようにしたいんですよ。

山崎 それはスニーカーのデザインを邪魔しないようにということですか。

田代 それもありますが、たとえば裾幅16~17cmぐらいでくるぶし丈のパンツは、ソックスが見えると重く感じるんです。ですからスニーカー好きの方は、お手持ちのスニーカーに合わせて、どのソックスだとまったく見えなくなるか、“マイ・ベスト・シューズインソックス”を探されています。


―――「キック ザ シティ」は3つのスタイルで提案

田代 キック ザ シティは、スニーカーをスタイリングの軸にして、スタイリングに合わせやすいスニーカーを提案しています。まず普遍的な価値を持つベーシックでシンプルなキャンバスの白スニーカーが多いカテゴリー『クラシックコート』。フレンチテイストで、キレイめなマリンスタイルに似合う<SPRINGCOURT/スプリングコート>が代表ですね。

<SPRINGCOURT/スプリングコート>「G2 canvas」10,800円  商品見る

ホワイト一色の爽やかなルックスが魅力のローカットスニーカー。表面感のあるコットンキャンバス地を使ってカジュアルに仕上げている。両サイドの空気穴による、<スプリングコート>ならではのベンチレーションシステムを搭載。中敷きの裏側にある溝を通して空気が通るようになっているので蒸れにくく、快適な履き心地。

次に、ソールクッション性を高めるAIRを搭載し、アッパーがベージュのワントーンのレザーで高級感のある雰囲気を醸す<NIKE/ナイキ>エア マックスは『クラシック×ファンクション』。スラックスなどにも合わせやすい大人のスニーカーです。

<NIKE/ナイキ>「エア マックス 1 LTRプレミアム」14,040円  商品を見る

1987年に発売された初代ナイキ エア マックスと同モデル。エアユニットのビジブル化に成功した記念すべき『エア』搭載。クッション性に優れ、クラシックな雰囲気も兼ね備えたデザインが魅力。

そして、『フューチャリスティック』は、近未来的なデザインと機能性を搭載したカテゴリーで、<REEBOK/リーボック>の昔のモデルをモディファイし、シグネチャーカラーで、シューレースがゴムという「フューリーライト」は早くも人気です。

<REEBOK/リーボック>「FURYLITE」10,260円 商品を見る

1994年に登場した「INSTAPUMP FURY(インスタポンプフューリー)」からインスパイアを受けて誕生したモデル「FURYLITE(フューリーライト)」。アッパー部分はどこか「インスタポンプフューリー」のフォルムを残しつつ、メッシュにより通気性を高め、スリップオンタイプにて着脱が簡単。また、搭載している「3D ULTRALITE SOLE」はクッション性に優れ、着地時の足への負担を軽減。「インスタポンプフューリー」歴代カラーの中でも人気の高かった配色を落とし込んだモデル。

今回は、上記の3つのカテゴリーに加えて、自分が履きたいスニーカーとして、<Adidas Originals/アディダス オリジナルス>の「スーパースター80’sモデル」をピックアップ。フィット感とシルエットを大切にしているモデルで、全体的にかなり細く、革靴のような履き心地です。これは靴箱にあるとつい手に取りたくなりますね。

<adidas Originals/アディダス オリジナルス>「Superstar 80s」15,120円 商品を見る

コート系からストリートファッションまでがアイコンとして認める「Superstar 80s」は、あの有名なバスケットボールシューズをベースに、レザーを採用し、より履き心地のよいフィット感を生む。新しいフェルトのスリーストライプスがポイント。

二人のお話を通して、様々なスタイルにおいてスニーカーの存在感が増していることが分かりました。ここまで田代アシスタントバイヤーからキックザシティで展開している靴をご紹介していただきました。後編では、そのスニーカーに合わせる好相性の“ソックス”を山崎バイヤーに伺います。

⇒後編:「ソックスはスニーカーを気持ちよく履くための“相棒”です!」

*価格はすべて、税込みです。

お問い合わせ
メンズ館地下1階=肌着・ナイトウエア・靴下/メンズ館6階=コンテンポラリーカジュアル
03-3352-1111(大代表)