2016.02.03 update

王道とさりげない遊び心の両立。<フランコ バッシ>のワンポイントネクタイとチーフを別注


バレンタインデーを目前に控えたこの時期、贈り物にオススメな商品を発売します。北イタリアに位置する世界的なシルクの産地「コモ」にあるブランド<フランコ・バッシ>に、伊勢丹が別注した「ワンポイントネクタイ」、そして「ワンポイントチーフ」です。

一見したところは定番中の定番、紺無地のネクタイ、そしてビジネスシーンにもフィットする白いチーフ。いずれも手裁断の手縫製、豊かな質感と長く使える丁寧な職人仕事に裏打ちされたきわめて「王道」な印象を湛えています。

そんな「王道」な印象に、あえてちょっとした遊び心を加えるのが4つのバリエーションの刺繍。毎年この時期に伊勢丹メンズ館で買うことができる「ハート」と「クローバー」、そして今年は春夏のイメージを喚起する「ボート」と「錨(イカリ)」がモチーフに選ばれました。

左から、HEART-TIE、CLOVER-TIE、ANCHOR-TIE、BOAT-TIE

世界の流行を牽引するイタリアにあって、よりシックな傾向を持つ北イタリア。その北イタリアの高名なブランドのひとつ<フランコ バッシ>の、丁寧で高い技巧と確かな洗練が、「王道で遊ぶ」という緊張感を漂わせます。

かつてなくスーツの販売数が伸び、「定番」の白シャツが飛ぶように売れている現状を、担当バイヤーの佐藤は「しっかりと定番のスタイルをおさえつつ、さりげない洒脱さを求める顧客が増えてきているのではないか」と分析します。

ネイビーは、今年のトレンドカラーでもあり、様々なタイプのシャツやジャケットに自然に馴染みます。安心感のあるコーディネートで装いを楽しむなら、佐藤氏がオススメする締め方は断然プレーンノット。ノットの部分にこだわるのではなく、ディンプルの作り方を工夫することで、ノットの下部にあるワンポイントに陰影が加わり、悪目立ちすることなく無数の表情を演出することが可能になるのです。
ノットの下にひとつだけディンプルを作る基本のスタイルもシンプルな良さがありますが、刺繍の部分を立たせるように左右にディンプルを配するのもいいでしょう。

さりげなく定番のなかにワンポイントを忍ばせ、そのワンポイントに表情を付けて楽しむ。そこで謂わば伏兵の役割を担うのが胸元に覗くチーフです。

上から、BOAT-PC、ANCHOR-PC、CLOVER-PC、HEART-PC

冠婚葬祭などの必要に迫られてチーフを買ったはいいものの、日常のシーンではまだ使い方がわからない。そんな人にこそ試していただきたいのが、「TVホールド」という、四隅を揃えて四角く畳んだ挿し方。チーフの生地を活かしたこの挿し方ならば、定番を踏まえた真面目さと、チーフを使うオシャレさが難なく一致します。

胸ポケットの口に沿ってチーフの一辺が見えるこの挿し方で、ワンポイントを敢えて隠して「見えないオシャレ」にすることもできるし、もっと遊び心を出して刺繍の部分が顔を出すようにしてもいい。玄人になると、四隅の揃え方を少しバラけさせ定番に気楽さをプラスすることも可能です。

チーフの刺繍がネクタイと呼応するので、わかる人にだけわかる話のタネとしても楽しめます。誰かへの贈り物、あるいは自分自身への贈り物として、「定番で遊ぶ楽しみ」を味わえるネクタイとチーフ、是非ご検討ください。