【連載】デパートに心を踊らせた、幼少期の原体験を形に。メンズアテンダント横山 日菜子 |イセタンメンズ スタッフプロフ
伊勢丹新宿店メンズ館に所属する、個性豊かなスタイリストにクローズアップしてご紹介する連載企画「イセタンメンズ スタッフプロフ」。
今回は、メンズアテンダント一期生でカジュアルスタイルを得意とする横山 日菜子が登場。多彩な診断スキルで“似合う理由”をわかりやすく言語化し、初来店の方からリピーターまで、ひとり一人のお客さまに寄り添い、充実したお買物体験へと導きます。
伊勢丹新宿店メンズ館 メンズアテンダント
Instagram:@isetanmens_attendant
幼少期のデパート体験が、いまの接客の原点
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祖母や母に手を引かれて百貨店を巡った幼少期、各階を歩く時間が何よりの楽しみでした。男兄弟がいたこともあり自然とメンズフロアへ足を運ぶことも。そこで出会うアイテムや空気感に胸が高鳴った記憶はいまも鮮明に思い出せます。あの“わくわく”をいまの売場で再現したいという思いが、お客さまの買い物時間を心地よくする接客の原動力になっているのかもしれません。
“好き”が広げる観察眼。“お客さまに寄り添うヒアリング”が強み
共感力が結構高いというか……。自身の性格としては、もともと「いいところを見つける」ことが得意なのかなと思っています。そんな共感力はプライベートでも発揮し、最近はK-POPにはまり、アーティストの鍛えられた身体やスタイルを見て影響され、自分もトレーニングを始めました。配属が変わると装いもそのフロアの世界観に惹かれて自然と馴染んでいくタイプで、何事も“自分事”として捉えられるのが自分の癖かもしれません。
その感覚はお客さまとの会話にも生きているのではないかなと思います。時間をかけて背景やニーズ、悩みをじっくり引き出し、できる範囲で無理のない最適解を一緒に探す。お客さまの悩みを自分事として受け止めて寄り添うコミュニケーションで、不安をほどきながら“なりたい姿”に近づけることを心がけています。
パーソナルカラーで選んだサングラスが相棒
長時間館内にいると、ライトのまぶしさを感じる場面が増えてきます。そこで、室内でも通勤の電車内、夜間でも自然に掛けられる“明るめレンズのサングラス”を探して出会った<BLANC/ブラン> の「BM011」が、最近は仕事でもプライベートでも相棒になっています。リムはアセテート、ブリッジとテンプルはチタンのコンビで、丸すぎず角張りすぎないクラウンパントは、どんな装いにもすっと馴染みます。フレームはクリアグレー、レンズは薄いグレーから紫がかったグレーへ変化する調光タイプにカスタム。自身のパーソナルカラー診断の結果を踏まえ、肌色や顔立ちにしっくりくる一本を選びました。
*調光レンズへのカスタムは別料金となります。
普段の装いは、メンズライクでスタイリッシュなデザインの服が中心。こうした好みは、幼い頃に百貨店で母がモードの洋服を迷いなく選ぶ姿を横で見て育った影響が大きいのだと思います。入学式などでもシックなレザーのセットアップを着こなすその姿が本当に格好よくて。そんな母への憧れが今のスタイルにつながっているのかもしれません。
スタイリッシュなアイテムも、“どこを自分らしく整えるか”を意識すれば自然に馴染みます。とくにアイウエアは色の選び方で印象が大きく変わるので、パーソナルカラー診断はぜひ一度体験してみてください。
お客さまの生活に寄り添うアテンドを、これからも
私たちの仕事は、お客さまのライフスタイルにまっすぐ向き合い、その中の悩みを多角的に解決へ導くことだと思っています。お客さまの生活に触れられる仕事は多くはありませんし、だからこそ大きなやりがいがあります。幼い頃に百貨店で感じた“わくわく”を、いまのメンズ館で再現したい。百貨店で過ごす時間がお客さまの日常の一部になるように。そんな思いを持ちながら、これからもメンズ館で形にしていきます。
お客さまに寄り添うヒアリングと、診断にもとづき“似合う理由”まで伝える横山のアテンドは、迷いを解き、不安を“たのしみ”に変えます。テーラードからカジュアルまで、TPO・体型・色のバランスを踏まえ、買い足しの一点からワードローブの見直し、ギフト選びまで館内を横断してご案内。次の一歩に迷ったら、どうぞ横山にご相談ください。
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伊勢丹新宿店 メンズ館ではコンサルティングサービス、アテンドサービスなど、ご要望に合わせてお客さまのお買物をお手伝いするサービスも充実しています。シーンに合わせたスマートカジュアル、大舞台でのドレスアップした装いなど、お気軽にご相談いただけます。
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Photograph:Shinpei Suzuki
Text:Shinji Hashimoto
*価格はすべて、税込です。
