<TOMOE made in Italy>はなぜ人気を博すのか? 今の時代に履きたい靴を考える|ISETAN レザー博 2025
そのトモエ商事の商品開発担当と売場スタッフ、そして伊勢丹新宿店 メンズ館の紳士靴アシスタントバイヤーが、“今の時代に履きたい靴”とは何か、また<トモエメイドインイタリー>が支持される理由を考察。
靴市場のリアルを知る4人が対談
(中央左):トモエ商事株式会社 営業部(売場担当) 本間孝幸氏
(中央右):トモエ商事株式会社 商品部(商品開発担当)板橋大輔氏
(右):トモエ商事株式会社 取締役(商品開発部長) 鈴木伸孝氏
現場を知る4人が語るのは、<TOMOE/トモエ>というブランドの現在地とこれから。長年百貨店で培ってきた信頼と、今のライフスタイルに寄り添う発想が融合した靴づくりの背景には、“選ばれる理由”が確かにある。
<TOMOE made in Italy/トモエメイドインイタリー>
70年以上にわたり百貨店の現場で培ったノウハウをもとに、現代のニーズに応える靴づくりを行うトモエ商事のオリジナルブランド。イタリア製マッケイ製法による軽快な仕立てと、靴市場のベストセラーデザインを押さえた商品開発を軸に、ライフスタイルに応じたカテゴリー分けで多彩な一足を展開。主張しすぎない美意識と快適性を兼ね備えた、今の時代に寄り添うリアルな靴の提案が魅力。履き心地を重視してあえてマッケイ製法に
スーツにタイドアップをしたビジネススタイルや、結婚式のような現代の略礼装のような服装にぴったりなのがこちらの「ドレスアップスタイル」のカテゴリー。一般的にグッドイヤー製法が多いドレスシューズを、あえてマッケイ製法にすることで、履き慣らしをせずに買ったばっかりの状態でも快適に履くことができる。
カジュアル化した現代のビジネスシーンにも最適
こちらの「ドレスダウンスタイル」のカテゴリーは、カジュアル化が進む現代のビジネスカジュアルの着こなしと相性抜群。芯地が省かれたアンコンシャスなスーツやジャケパンの装いにマッチする軽やかな足元を演出。
スニーカー以上ドレス靴未満が狙い
スニーカーほどラフになりたくない、しかし快適さは確保したいというときには、「カジュアルアップスタイル」の一足がおすすめ。休日にちょっとお出かけするときのきれいめカジュアルの着こなしに合わせても、上品さを損なわずに履くことができる。
大人が履きやすいミニマムなデザインが絶妙
「カジュアルダウンスタイル」のスニーカーは、ミニマルなデザインによる大人らしい顔つきが特徴。きめ細かなレザーは高級感を演出し、休日のカジュアルな着こなしにはもちろん、イージーセットアップのビジカジスタイルなどとも好相性。
機会が少ない特別なシーンの足元もご用意
冠婚葬祭や式典などの特別なシーンのための「フォーマルスタイル」のシューズもご用意。光沢のあるパテントレザーの一足は、タキシードやブラックスーツの足元にぴったりだ。ソールがラバーになり快適性が確保されているのも嬉しいポイントだ。
今の時代に求められるシューズとは?
鈴木:これまで<トモエ>は、国産にこだわったオリジナル製品のみを展開してきました。でも今年からロゴを刷新して、今の靴市場のニーズに応えるべく、イタリア製に特化したライン<トモエメイドインイタリー>を本格的にスタートしています。
池内:その“今らしさ”が、素材選びや価格とのバランスにも表れていますよね。イタリアの上質な靴を使ったものづくりで、本格的なドレスシューズが5万円台。質と価格のバランスが良いものをつくっているように感じます。
板橋:商品ラインナップもかなり幅広くなりましたね。お客さまのライフスタイルによって選びやすくなるように、「ドレスアップ」、「ドレスダウン」、「カジュアルアップ」、「カジュアルダウン」、そして「フォーマル」と5つのカテゴリーに分けた靴を提案します。
本間:店頭でも、お客さまのニーズの多様化は日々感じますね。たとえば一口にドレス靴といっても、ネクタイを締める場面と、ラフなジャケパンスタイルとでは、選ばれる靴も変わってきますから。
板橋:カジュアルでも同じです。レストランで食事に行く際にジャケットなどを羽織ってきれいめスタイルと、週末にデニムで出かけるときのラフなスタイルでは、スニーカー選びも変わります。
池内:このような靴のカテゴリー分けは、お客さまにとってもわかりやすいのかもしれませんね。“シーンの細分化”に応える靴を、一つのブランドの中でトータルに揃えている。その柔軟さが今の時代にフィットしているんでしょうね。
本間:そういう現代のライフスタイルに沿った、さまざまなシーンで履ける靴が一つのブランドの中で揃うように、<トモエメイドインイタリー>というブランド内でトータライズして見せていこうという狙いがあります。それに、今のビジネスマンは相手に好印象を与えられるかどうかを重視される方が増えています。だからこそ、主張しすぎないデザインも重要になってきます。
池内:良識あるビジネスマンが、その時々で適切な装いをするという点を重視しているのもポイントですよね。また、プレーントウや、スニーカーソールのスリッポンなど、今の靴市場でベストセラーとなっているデザインを捉えながらも、マッケイ製法で仕立てているという点にもブランドの哲学が感じられます。
鈴木:たとえばストレートチップもグッドイヤーではなく、あえて軽やかなマッケイで。足なじみもよく、ビブラムのソールとレザーソールのどちらもご用意しました。マッケイ製法ならば購入したばかりでも柔らかいので、革靴に慣れていない人でも楽に履くことができ、とにかくユーザーの快適さと選びやすさを追求しています。
板橋:70年以上百貨店の現場でお客さまに靴をご案内してきた経験があるからこそ、リアルビジネスマンの声を反映できる。その蓄積こそ、弊社の強みですね。
池内:メンズ館に集まる「お客さまの今の声」に応える靴が揃っていますね。靴好きが唸るスペックも良いですが、“ちゃんと履ける”、“きちんと見える”、を大事にしたものづくり。だからこそ、<トモエメイドインイタリー>が今、注目されているんだと思います。
ISETAN レザー博 2025を開催
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レザー愛好家の方からご好評いただいている「靴博」あらため「レザー博」を今年も開催します。
先行販売・限定品・カスタマイズ・コストパフォーマンスなど、さまざまな切り口で幅広くセレクトしたレザーアイテムをご紹介します。
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- 開催期間:9⽉17⽇(⽔)〜9⽉30⽇(⽕)
- 開催場所:伊勢丹新宿店 メンズ館地下1階 紳士靴・バッグ、メンズ館1階 レザーグッズ
『THE GENTLEMEN CLOTHING & ACCESSORY AUTUMN & WINTER 2025』発刊!
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この秋、メンズ館には“STORY”のある品々を揃えています。
CLASSIC=一流・洗練された正統アイテムの最新進化のモノ語り。
VINTAGE=時代を超えても価値のあるものを目指したモノ語り。
ESSENTIAL=現代のニーズ、流行に欠かせないモノ語り。
これらのキーワードは、多様化、ボーダレス化が進む今、
選びの基準の大事なヒントになると考えます。
生まれた国や背景は違えども、それらの“ほんモノ”は、
固定観念を超え、“MIX STYLING=編集”することで、
さらに楽しさを実感できるはず。
そして、身に着ける人の個性で更に品々は活き、
貴方の日常を彩る“STORY”づくりのお力になれたら嬉しいです。
尚、一部コンテンツは本サイトでも公開!ぜひデジタルカタログとともにお楽しみください。
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