【特集】2022年秋冬メンズの“黒ブーツ”おすすめハイブランド6選！今季こそ手に入れたい、クールで“It”なラグジュアリーブーツ
新たなシーズンを迎え、足元も一新。久しぶりにモードなスタイリングが楽しめるレザーシューズを履きたいけれど、スニーカーの履き心地からは離れがたい……。そんな気分にピッタリなのが、着脱のしやすさやは着心地の良さにこだわったラグジュアリーブランドの黒ブーツだ。いずれもブラックで統一されたブーツでありながら、それぞれにアイコニックでキャッチーな要素がもりだくさんで、甲乙つけがたい個性派揃い。人気ブランドの最新作からお気に入りの1足を見つけ出し、いち早く秋冬気分を満喫したい。
1.＜アレキサンダー・マックイーン＞｜シルバーのメタルキャップが煌めく、「パンク」なポインテッドトゥ。
＜早世した鬼才アレキサンダー・マックイーンの跡を継いだサラ・バートンが、伝統の英国テーラリングと革新的独創性を融合した芸術的コレクションを展開する＜アレキサンダー・マックイーン＞。人気の「パンク」シリーズから登場した新作は、大胆なシェイプの効いたポインテッドトゥのサイドジップブーツ。グラマラスなシルエットにシルバートーンのメタルトゥキャップをあしらった、エレガントかつパンクな一足だ。ジェンダーを超越する凛々しさと、さりげない脚長効果をもたらすキューバンヒールも見逃せない。
2.＜メゾン マルジェラ＞｜いつまでも色褪せない、進化し続ける「タビ」ブーツ。
＜＜メゾン マルジェラ＞創成期の1989年春夏コレクションでデビューして以来、時代とともに進化を遂げながら、いまなお変わらぬ人気を誇る不朽の定番モデルがこの「タビ」ブーツ。アッパーには足馴染みのいいなめらかなカーフレザーを使用し、本物の“足袋”同様に「こはぜ」と呼ばれるホックのような留め具を採用。吸い付くようなフィットと履き心地のよさを実現している。メンズのブーツとしてはかなり高さのある筒状のシリンダーヒールが印象的だが、歩きやすさも一度履いたら病みつきになるといわれるほど。まさに、傑作中の傑作だ。
3.＜ヴァレンティノ ガラヴァーニ＞｜人気の「カムデン」にクールなコンバットブーツタイプが登場。
＜VALENTINO GARAVANI/ヴァレンティノ ガラヴァーニ＞VG CAMDEN COMBAT BOOT 159,500円□伊勢丹新宿店 メンズ館2階 メンズクリエーターズ.
1960年に創業し、ピエールパオロ・ピッチョーリが2016年から単独のクリエイティブ ディレクターを務めている＜ヴァレンティノ ガラヴァーニ＞。そのメンズシューズコレクションに加わったのは、かかと部分のVLogoシグネチャーやレザープルタブに配されたスタッズなど、キャッチーでアイコニックなディテールで人気を集めるカムデン シューズのコンバットブーツ。サイドをジップで開閉できるため、着脱も極めてスムース。ブラッシュドレザーのアッパーに、マットなスタッズラバーソールというコントラストも美しい。
4.＜オフ ホワイト＞｜スポンジソールとクリップ型のジップスライダーが、プレイフルな個性を主張。
＜Off-White™/オフ ホワイト＞LEATHER SPONGESOLE ZIP BOOT 129,800円□伊勢丹新宿店 メンズ館2階 メンズクリエーターズ.
昨年11月に逝去した創設者兼デザイナーであるヴァージル・アブローが遺したアイデアを受け継ぎ、彼と共に歩んだクリエイティブチームやコラボレーターの協力を得て完成した、今季の＜オフホワイト＞。近年のコレクションでシグネチャーとなっていたスポンジエフェクトのアウトソールを採用したこのブーツは、サイドジップの引き手がクリップのモチーフになっているという遊び心たっぷりな1足。ジーンズに合わせてカジュアルにも、トラウザーズに合わせてモードな雰囲気にも履きこなせる、汎用性の高い名品だ。
5.＜リック・オウエンス＞｜流れるような美しいシェイプに、経年変化の深みと味わいを。
＜Rick Owens/リック・オウエンス＞BEATLE BOZO TRACTOR 168,300円□伊勢丹新宿店 メンズ館2階 メンズクリエーターズ.
新たな定番を生み出し続けながらも、常に一貫した美意識を感じさせる＜リック・オウエンス＞。この「BEATLE BOZO TRACTOR」は、ダイナミックなソールと、ボリュームのあるつま先から足首に向かってシャープに引き締まっていく独特のフォルムに目を奪われる。アッパーに艶やかで肌理の細かいレザーを用いることで、この流れるようなシェイプに絶妙な陰影が浮かび上がる。
6.＜バルマン オム＞｜グランジとバロックが邂逅する、時代を超越する革新のサイドゴア。
＜1945年、ピエール・バルマンの手掛けるオートクチュール・メゾンとして設立され、2011年からはオリヴィエ・ルスタンがクリエイティブ・ディレクターを務めるバルマンのメンズコレクション、＜バルマン オム＞。今季掲げるテーマのひとつである”GRUNGE MEETS BAROQUE”を体現するサイドゴアブーツの「Army Phil」は、シャープなスクエアトゥ、ブランドを象徴するバイカーデザインを思わせる履き口前後のパデッドディテール、そして質感の異なるレザーをパネル切り替えで配したデザイン性の高さが秀逸。パリのエスプリとパンクマインドが同居したような、クチュールブランドならではのモダンさが光る。
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Text：Junya Hasegawa（america）
Photograph：Tatsuya Ozawa/＜Off-White™＞・＜Rick Owens＞
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