「男性向けの化粧品売り場ですと言われないと分からないぐらい、商品やブランドが充実していて驚きました。商品をじっくり見て、メンズ美容が進化していることを実感しましたね」と言うのは、京都のソーシャルホテル「HOTEL SHE, KYOTO」などを運営するホテルプロデューサーの龍崎翔子さん。5月5日（水・祝）からスタートする「ISETAN HOME HOTEL」ポップアップショップで、25歳の彼女が注目する4つの切り口のコスメアイテムと、過ごす時間に“纏うもの”としてイセタンメンズが別注した白シャツをご紹介します。
※店頭のイベントは諸般の事情により開催中止とさせていただきました。
尚、本記事でご紹介している商品は三越伊勢丹オンラインストアにてご購入いただけます。

「ISETAN HOME HOTEL」～家にいる時間にも、ホテルのような快適さで、「心だって栄養がいる」～

STAY HOMEでのおうち時間に、ホテルにいるような空間とアイテムを楽しんで、暮らしを豊かにしましょうというコンセプトでスタートした「ISETAN HOME HOTEL」。好評につき開催の第2弾は、「心だって栄養がいる」をテーマに、いつものおうち時間を贅沢にする、心をウキウキさせるようなコスメと、ファッション界のレジェンドたちが「ISETAN HOME HOTEL」のコンセプトに合わせてデザインした伊勢丹新宿店・三越伊勢丹オンラインストアのみで販売する別注の白シャツをご紹介します。




コスメでは、多様なラインナップの中でも、特に“洗顔”にフォーカス。「良い一日の始まりは、顔を洗うことでスイッチを入れて、良い香りで目を覚ます」ことができる洗顔料をはじめ、幅広いアイテムを集結。さらに、“おうちで気持ちを上げるためのシャツ”は、外に着ていっても自慢できるシャツをラインナップしました。

龍崎翔子が語る、新しい形のアプローチで作る次世代のホテルとは

──ホテルプロデューサーとはどういう仕事をするのですか。

龍崎 ホテルの企画・開発・運営のすべてに関わります。さらにホテルビジネスのコンサルティングや開業支援なども行っています。

──龍崎さんはもちろんホテルがお好きですよね。

龍崎 私は、消費者としてホテルが好きというより、「可能性のある業種」としてホテルが好きです。コロナ禍でだいぶ事情は変わってきていますが、今までのホテルは、格付けや用途などで、「こうあるべし」という縛りが強かったのですが、私はその間に余白があると思っていて、廉価な価格で非日常な体験ができる宿を作ろうと、ホテル事業を始めました。


──それは、旅行や観光だけに特化したホテルではない、新しいスタイルの創造ということですか。

龍崎 はい、私は“ホテルは人や街や文化が出合うメディア”であり、人の人生の一部が営まれる場所だと思っています。そういう本質的な意味で、人の人生を良い方向に導くお手伝いをしたいと、現在は「産後ケア」ができるホテルを構想中です。ホテル＝人をケアする場所だからこそ、産後の数週間を大事にできる場にしたいというイメージを持っています。

ホテル＝メディアだからこそ、気に入ったモノを上手に編集したい

──今回の「ISETAN HOME HOTEL」というネーミングからどういうものをイメージしますか。

龍崎 HOMEがHOTELであり、HOTELがHOMEということですよね。ホテルはちょっとした非日常が楽しめる空間だと思っているので、そのスペシャル感が自宅で楽しめるというのは、とても素敵なコンセプトだなと思いました。また、代わり映えのしない日常が続くタイミングに、良いスパイスになると思います。



──龍崎さんは仕事柄、ホテルのアメニティなどもチェックしますよね。

龍崎 ホテルは、客室内のアメニティグッズやリネン（シーツやタオルなどの布製品）から、サービスのドリンク類までが編集されてお客さまに提案されているコンテンツだと思っています。また、ホテルは、新しいコスメやプロダクトをすぐ使える、体験できる面白い空間でもあります。ホテルは、お客さまの健康や美容に意味のあることがもっとできると思っています。「ISETAN HOME HOTEL」はそういう意味でも共感できるテーマだなと思いますね。

龍崎翔子のSpecial selection!

「ISETAN HOME HOTEL」での展開商品から、龍崎さんの目線でおすすめアイテムを、メンズコスメティクス・フレグランスから4つの切り口で、また、お気に入りの白シャツもセレクトしていただきました！

スキンケアー洗顔をすることで気分を切り替える・リフレッシュするー

私のスキンケアは、しばしば迷子になってしまいます。出張も多くて、肌のコンディションには気をつけていますが、知人から教わったのが、朝晩5回ずつ化粧水をつけて、保湿だけたっぷりしていればいいというスキンケア術。教わってから実践していますが、朝起きたときに肌がモチッとして柔らかさが違います。洗顔をすることはもちろんですが、その後のケアもちゃんとすることで、保湿の大切さを知りました。

今回の「ISETAN HOME HOTEL」の大事なテーマの1つが“洗顔”ということで、イタリアのスキンケアブランド＜コンフォートゾーン＞のエイジングケア※ライン スキンレギメンの「エンザイム パウダー」を選びました。毛穴汚れを気にしている男性は多いと思いますが、これは粉を水で溶いて、酵素の力で毛穴汚れを落とすパウダー洗顔。洗顔をしていると細かい粒子も感じますね。面倒くさがりの彼にも薦めてみたいです。


スキンケアでもう一つ選んだのは、＜アスタリフト メン＞の「ジェリー アクアリスタ」です。

イクラに含まれる「アスタキサンチン」が入っているそうで、赤色をしており、テクスチャーはぷるぷるで、肌馴染みがすごく良さそう。＜アスタリフト＞というと、エイジングケア※のために使っているブランドイメージがありますが、いわゆる男性向けのブランドとして＜アスタリフト メン＞があるんですね。もし私のお父さんが使っていたら、「私より良い化粧品を使っているじゃん！」ってなりそう（笑）。

身だしなみー整えるー

男性の身だしなみは、今ではメイク領域まで広がっているんですね。私が身だしなみで気をつけているのはネイルです。忙しいので、毎日“首から上”を完璧にできないこともありますが、ネイルをきれいにしていると、いつも目が行くし、「あ、手先まで可愛い私」という実感が楽しい気分にしてくれます。美容院にも頻繁に行きますが、講演会やプレゼンなど、気合いを入れて人前に出るときには、プロの力を借りますね。


身だしなみアイテムで選んだのは、＜レタッチ＞の「リップクリーム」です。男性はドラッグストアで買ったリップクリームを愛用しているイメージがありますが、これは見た目がUSBのようで、化粧品に思われないデザインがいいですね。実用的だし、BOX入りなのでちょっとしたお礼にも使えそうですよね。


もう一つは、＜ファイブイズム バイ スリー＞のステイ トゥギャザー カラーワックスです。
男性のメイクというと、今までは「やっている感のない美容」だったと思いますが、私の友人でも脱毛やエステに行くなど、堂々とやっていい雰囲気になってきていますね。この商品を気に入ったのは、手軽に髪色を変えられるので、気合いを入れてセットするときのアクセントにしたり、デートやパーティーのときに遊べたり、女性でも気軽に使えそう。メンズネイルも流行っているし、ネイルと色合わせして使うのもいいですね。ブランドの商品開発力がすごいと思います。

ハンド＆ボディケアーおうち時間を豊かにするー

いわゆる、おうち時間を豊かにするためのアイテムとして選んだのは、＜モルトンブラウン＞のバス＆シャワージェルです。こういうバスアイテムは、家族やパートナーと共有して使えるのもいいですね。また、洗面台に置いておいてもスマートな＜シガーロ＞のマウスウォッシュも。


＜モルトンブラウン＞は、クラシカルな雰囲気もありながら、ビジュアルにも遊び心があって、これはギフトにもいいと思います。香りは、私はラベンダーやウッド系の香りが好きですが、この「OA&G バス＆シャワージェル」はちょっとお酒みたいな香りがして、まさに大人の男性の香りです。金粉がキラキラしているのもゴージャスで、たまにはバスタイムに贅沢感を味わってもいいですよね。


そして、男性にもマナーとして習慣にしてほしいのがマウスウォッシュ。この＜シガーロ＞の「マウスウォッシュ」は、男性が面白がって使ってくれそうなショットグラス付きで、これが彼の洗面所に置いてあったら見直しちゃいます。

ルームフレグランスーお部屋で愉しむ香りー

香水は好きです。フローラルだけど爽やか系の香りが好きですね。ルームフレグランスは、家でお香を焚いたりします。あと、ベッドなどに使うリネンスプレーが好きで、ホテルではファブリックスプレーは必ずチェックしますね。

＜バウム＞のアロマティック ルームスプレーをセレクトしました。3つの香りがありましたが、気に入ったのは、「フォレスト エンブレイス」の森林のような香り。香りに包まれると瞑想しているような気分になります。これはリネン類にも使えるのがうれしいですね。

個性が光る伊勢丹メンズ別注白シャツー6人のレジェンドが織りなすストーリーー

男性が白いシャツを1枚で着ているのは、なんか大人って感じがします。私自身白シャツを持っていないのですが、今回はバイヤーさんに説明をしていただき、「白シャツ」というアイテムの中で、デザインや素材はもちろん、ディテールなどでそれぞれのデザイナーさんの個性が出せることに、白シャツの可能性を感じました。これからはちゃんと着てみたいですね。

6枚の中から特に気に入ったのは、＜カモシタ ユナイテッドアローズ＞の鴨志田康人さんがデザインした白シャツと、＜コロニークロージング＞の高田朋佳さんがデザインした白シャツです。

＜カモシタ ユナイテッドアローズ＞の鴨志田さんのシャツは、見るからにドレッシーなデザインなのに、おうちの中で着てくつろげそうなリラックス感リラックス感があるのがとても不思議です。

＜コロニークロージング＞の高田さんの白シャツは、カジュアルなデザインやパイル素材が、まさにリゾートテイストですね。今は遠方には出かけられませんが、おうちで着るならガウン感覚で羽織れそうですし、夏にはプールサイドやリゾート地で着てみたい白シャツです。


スキンケアも、香りも、お洋服も、自分が好きなものをセレクトして、今こそ“心に栄養を”与えていきたいですね。


PROFILE


龍崎翔子