プロダクトには、そこに携わった人たちの魅力も詰まっている

 

──今回のプロモーションは、どのような内容になりそうですか。

 

「目玉となるのは『ナイロンデニム』によるシャツ『Pride(プライド)』です。一般的なデニム素材はインディゴ染料で染めた縦糸と染めていない横糸で織られています。『ナイロンデニム』は縦糸をインディゴ染料で染めたナイロン、横糸をポリエステルで織っています。だから軽くて、シワにもなりにくい。速乾性も高く、夜洗って干せば、朝には乾いています」


「これまでにも生地になった状態の機能素材をインディゴ染料で染めたものはあったのですが、糸から染めて作ったのはこれがはじめてじゃないかと。インディゴの染料は、そもそも染まりにくいですからね」

 

──まさに優れた職人技の賜物ですね。

 

「この生地は、創業78年のテキスタイルメーカー『ショーワ』が3年間の月日をかけて生み出したものです。2009年に、デニム素材で世界的な賞を獲ったこともある会社で、糸作りと染色の工程を自社で一貫して行なっています。この生地は、アパレル業界でのファスト化が進む中、徹底してものづくりにこだわって生み出された矜持の塊のようなものだと思っています。アイテム名もそれに準じたものになっています。これはぜひ手にとって、手触りなり着心地なりを体感して欲しいですね」

 

「実はこの『ナイロンデニム』は、『ショーワ』さんからお話をいただいてから、僕らのプロジェクトが始まっています。最初の頃は僕らも手探りでしたが、今では”伝える””届ける”ということへのノウハウと経験があります。モノはもちろんですが、職人さんの技や、会長さんの想いだったり、そこまで含めてプレゼンできたらなと」

 

© EVERY DENIM

──2年間の移動販売の旅、メンズ館がゴールとなります。

 

「94年式のキャンピングカーは壊れやすくて、直し直し進むという旅でした。高速道路のパーキングで動かなくなって、地元の鈑金屋さんに来てもらったのもいい思い出です。辛かったことも多かったですが、それ以上に大きいのは、旅先で出会った人たちです。僕らと同じように、地域に根ざしたものづくりを行なっている方々がいて、そういった方たちと繋がりを持てたというのは、本当に財産だと思っています。そういった方々をお呼びしてトークイベントなども予定しています」

 

──今後はどのような活動を行なっていきますか。


「実は9月の中旬に、倉敷市児島の海が見える場所に、初めて”拠点”がオープンします。デニムの工場についても、児島という街自体の魅力についても知ってもらいたい。宿泊施設も併設しますので、多くの方に来てもらって、様々な情報を発信していきたいと思っています」

 

© EVERY DENIM


「もちろん、デニムも好きなんですが、それ以上に、みんなでこのプロジェクトを進めていくことに並々ならぬ魅力を感じています。出会ってきた方々や、応援してくれる人たち、工場の職人さん社長さん、その方々とともに物を作って、それを知ってもらって、買ってもらうということ。そのこと自体に大きな喜びを感じています。これからも同じ理想や理念を持った方々とともに、活動を続けていくつもりです」

 
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イベント情報

<エブリデニム>ポップアップストア「47都道府県旅の終着展」

□8月21日(水)~9月10日(火)
□メンズ館8階=イセタンメンズ レジデンス

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Photo:Tatsuya Ozawa
Text:Ryuta Morishita

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