進化と発展を遂げた歴史的ニットのオリジン

確立された技術と美学が宿るマスターピース。それらは、めまぐるしく変わる世相に決して翻弄されることなく、次の世代へと受け継がれる。国や時代を超えて賛美されし名品のストーリーを追う。


<イニシュマン>

半袖セーター31,320円
■メンズ館1階=セーター・カジュアルシャツ

アイルランドの西海岸から約24キロほどの場所に位置する、草木の生えづらい強風にさらされた小さな島々、アラン諸島。その過酷な環境下のフィッシャーマンのために、他に類を見ない装飾的な編み方で仕上げたニット、アランニットがつくられるようになった。1960年代には、その高品質なニットはアメリカで大ヒットを記録し、世界中で認知されることとなる。

このイニシュマンは、アラン諸島のなかの、東西わずか4.8キロ、住人約200名というイニシュマン島と呼ばれる小さな島でつくられている。アランニットの昔ながらの製造方法を守ってきたオリジンの一つだ。
かつてフィッシャーマンの無事を祈り、女性たちが手間暇をかけて編み上げたニットは、選りすぐりの素材を使うことで、現代的なスタイルへとアップデートされてきた。
とりわけイニシュマンのニットは、島の四季を反映させた深みのある色合いに特徴があり、一枚羽織るだけで上品な表情を醸す。夏は通気性とさらりとした肌触りを追求したリネンニットが定番で、快適な着心地を約束してくれる。かつて船上で愛用されたニットは、姿を変え、上質な都市生活の必需品となった。

*価格はすべて、税込です。

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