2018.12.12 update

【インタビュー】ユニセックスで楽しく使える“ヘルスコンシャス”な新スキンケアブランド<DAMDAM/ダムダム>登場(1/2)

メンズ館初登場のスキンケアブランドが発するメッセージは「GOOD SKIN FOR EVERYONE(みんなのためのいい肌)」――
フィリピン語で「感覚、センセーション、意識」という意味を持つ新ブランド<DAMDAM/ダムダム>がメンズ館1階=メンズアクセサリー/コスメティックで、12月25日(火)までポップアップを開催し、伊勢丹オンラインストアでのお取り扱いをスタート
ユニセックスで使えるユニークなアプローチのスキンケア製品について、ブランドの共同創業者であるジゼル・ゴーさんとフィリップ・テリアンさんにお話を伺いました。




<DAMDAM/ダムダム>
クリエイティブディレクター ジゼル・ゴーさん(画像左)、代表取締役 フィリップ・テリアンさん(画像右)

スキンケア製品は、服より肌に親密なものなのに……


スキンケアブランド<ダムダム>の製品作りのタクトを振るったジゼル・ゴーさんは、26歳でファッション雑誌『ハーパースバザー』シンガポール版の編集長に就任。
「世界で一番若い編集長」として8年間ファッションの最前線に立っていましたが、「ファッション業界はデザイナーをトップに生地作りなどクリエイティビティに満ちていましたが、ビューティ業界は使っている成分やトレーサビリティー(生産履歴)などにあまり気にしていないことに気づきました。私は、洋服より肌に親密なものなのにと疑問を抱きました」とブランド立ち上げの発端を語ります。

編集長を務めていた頃、丁度シンガポールを訪れていたフィリップ・テリアンさんと出会って意気投合。フィリップさんは日本でPRやコンサルティング事業を展開しており、2015年にジゼルさんも日本へ拠点を移すことを決心。
前職を離れ日本で「自分の手で何かを作りたい」、「自分の手で何かを伝えたい」という思いが高まり、もっと「クリエイティブな仕事をしたい」という思いを持っていたフィリップさんとパートナーシップを形成。
共にビジネスプランの設計やリサーチ、アートワークとビジュアルなどを手掛け、2年間の時間をかけてスキンケアブランド<ダムダム>が誕生しました。

編集長時代にコスメティックアイテムに感じていた“違和感”が出発点


ジゼル シンガポールの編集部にさまざまなコスメティックアイテムを試していましたが、自分の肌の違和感を感じていました。
偶然、取材で香水の聖地であるフランスのグラースに行ったとき、摘み取ったばかりの純粋なローズウォーターを使ったらものすごく肌に合って、「シンプルでピュアなもの」の素晴らしさに気づきました。それが<ダムダム>の出発点です。それから日本に来て、スキンケアブランドのアイデアを具体化していきました。


ブランドコンセプトに合わせたビジュアル。空と地球のイメージしたグリーンとブルーを基調にメッセージが記されている。

――どんなスキンケアブランドを思い描いていたのですか。

ジゼル 「アジアの人のためのスキンケアラインを作りたい」と思いました。欧米のスキンケア製品と日本のスキンケア製品を比べると、日本の製品はテクスチャーが軽くて、自分の肌に合うことに気づき「純粋な成分だけを使おう」と思いました。

フィリップ そのブランドコンセプトに合わせたビジュアルは、ブランドの世界観を色で表現。ブルーとグリーンのコラージュからスタートして、ナチュラル志向の製品にフィットするパッケージが出来上がりました。

ジゼル ブルーとグリーンは空と地球のイメージで、「健康な肌は男女を問わない」というジェンダーニュートラルな考えを配色で表しています。

フィリップ ブルーとグリーンはハンドペイントで、よく見ると色の間に隙間がありますが、これは「完璧さにこだわらず、ラフに自然に使ってほしい」というメッセージでもあります。


――フィリップさんも<ダムダム>を使っていますか?

フィリップ もちろん!洗顔のときにクレンザーの「ノピュリファイングクレンザー」と、寝る前にオイルの「ドロップス バランシングオイルセラム」を塗って寝ます。飛行機の移動のときは、機内が乾燥するので化粧水の「ハイドレーティングエッセンス」をシュッと何度か使いますよ。

ジゼル <ダムダム>は日本でリサーチを重ねていたときに出会った、日本に居住経験のある化学者と一緒に開発を進めました。彼女は欧米と日本の両方の生活環境や肌コンディションを熟知していて、私が望む配合とテクスチャーを実現してくれました。

――ジゼルさんは<ダムダム>を使っていかがですか。

ジゼル 肌だけでなく気持ちの改善にもつながりました。長い一日の始まりや終わりに5分だけのケアでも穏やかで落ち着いた気分になれます。自分の肌を気にする人は、自分の「ウエルネス」にも気を使っていて、肌状態と同じく、食への関心も高いですね。