▶9時45分|3番グリーンまわりからのアプローチ


「では、グリーンまわりからのアプローチを練習しましょう。30ヤードぐらい残してアイアンで打ってみましょう」と川上さん。
太田は、「春に行った河川敷のコースのグリーンまわりと違って、芝もきれいですね。ゴルフをやっている感じが少しずつしてきました」と汗をぬぐいます。

川上さんから、アプローチ・ピッチング・サンドウェッジの違いを教わったあと、「ピンまで30ヤード辺りから打ちますが、グリーンにボールを落として、あとはランを出しましょう」というアドバイスに従って、ハンドファーストのウェッジ使いを何度も練習。

太田は“同じ場所から繰り返し打つことができる”のは河川敷での「コース体験会」で経験済みですが、山内は練習を繰り返すうちに手応えを感じてきたようで、感激している様子。
「コースへ行くと、いつも後ろの組が迫ってきている感じがして、絶えず心の中で焦ってしまいます。こうやってゆっくり考えながらボールを打てるというのはなんて素晴らしいこと!しかも同じ場所から何度も打てるので、自分の調子というかコツみたいなものが分かってくる感じがします」と、黙々とアプローチを練習します。

30ヤードのアプローチの練習が終わったら、次はパット練習。
川上さんがグリーンのアンジュレーションや芝目の説明をして、二人は思い思いの場所から何度もパットを行います。「こんな実践練習をしたら、絶対上手になりますよね!」と山内。「ティーショットは上手くいかないけど、パターは練習するほど上手くなる気がします」と太田。
3番ショートホールを使っての練習は2時間弱とたっぷりありました。


▶10時40分|ついに4番ホールより9ホールラウンド開始!


3番ホールでアイアンショット、アプローチ、パットの練習をした二人は、いよいよ4番から9番まで、そしてランチを挟んで、1番から3番までラウンドレッスン。二人の「ベストボール」を選択してのプレーとの説明を受けて、お互い静かに闘志を燃やします。

4番ミドルのティーグラウンドで初めてドライバーを持った太田。「3番のティーショットでだいぶ身体もほぐれてきたので、ナイスショットが出るかも!?」と、ドライバーを構えて、“バック・アンド・スルー”のリズムで打ってみます。
次に山内が「赤」からティーショット。先ほどの練習で「リズムが大事」と教わって、自分なりに“2回素振りをし、そのままのリズムで打つ”ことを会得し、4番以降はドライバーやフェアウェイウッドでナイスショットを連発!

「山内さんの方がレッスンをモノにしているなぁ~」と太田が悔しがるほど、めきめきと腕を上げていく山内。
アプローチの距離感などはまだまだですが、バンカーから一発で出したり、川上さんも驚くショットを打って快調に進みました。

4ページ目>「お疲れ様でした。」9ホール全てをまわってレッスン終了