ミックスを楽しもう!オーセンティックというルールの中で「着こなしは自由」


柴田 とは言っても、7階がこれまで大切にしてきた「10のエッセンシャル(=基本)アイテム」の紺ブレ、ストレートデニム、白のオックスのボタンダウンシャツ、ベージュチノ、スイングトップ、ギャバジンのステンカラーコート、グレーのトラウザーズ、ヘビーオンスのクルーT、グレーのスウェット、キャンバススニーカーがベースになるのは間違いありません。

太田 10のうち最後の3つぐらいは柴田さんの好みですが(笑)本質・本物を条件に、国や地域を超えて、一つ筋が通っているのは「オーセンティックなモノ同士をかけ合わせる」ことです。江戸時代が終わり、欧州文化を取り入れて和装から洋装になり、戦後一気にアメリカ文化が流れ込み大きく影響を受けました。
英国やイタリアは自国の伝統や文化などから離れられないのに対し、日本人は洋装の根っこがないからミックスができる。そこは大いに楽しんだ方がいい!たとえば、ナポリ仕立てのスーツにブルックスのシャツを着るなど、本物同士を合わせて表現する。


柴田 7階で提案する本物は、エッセンシャルアイテムをベースにする鉄板の「トラディショナル」ゾーンと、そこに足すと面白いヘリテージにルーツを持ちつつ今っぽさを表現する「モダンヘリテージ」ゾーンの2つに大きく分かれますね。
新しい7階は、「オーセンティックというルールの中でいかにハズすか」というのを表現する場。だからお客さまにはこの2つのゾーンを飛び越えて大いにミックススタイルを楽しんでほしいです。

次回「10のエッセンシャルアイテム」から“紺ブレ”を題材にしたミックススタイルの楽しみ方を解説する。

Photo:TAKU FUJII

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