アクセサリーは傷一つや色の変化が魅力に変わっていくもの


「デザインは、アウトラインだけ描いてバランスを見ながら作っていくので、プロトタイプ(サンプル)も作りません。原型を作って、磨いて、テイストを付けていく。一つひとつの形を大事にして作っています」と言う工藤さんがデザインを解説します。


ネックレス「P-19」27,000円

「モノ作りを始めた頃、人の感情を物体で表したい、人の奥底にある感情を表現したいと思っていて、当時、影が美しいと思っていたこともあり、生まれたのが、光によって影が伸びて人影が重なり合うペンダントヘッドです。立体ならではの表現方法ではあるんですが、手を繋ぐのほか、キスをするデザインもあります」


ネックレス「P-02」37,800円

「このペンダントヘッドは、道端に落ちている石を型取りして彫り込んで磨いたもの。『普段見逃しがちなものに魅力を入れたいな』と思って取り組みました。光った部分とごつごつした部分が対照的なテイストで、相反するものがマッチするとより魅力的なものになり、ここからさらに色が変わり、角が取れるなど、時間の流れを共有できます」


リング「R-51」34,560円

「自分でも2年半ほど身に付けているリングですが、最初はあえて全体を黒くマットに仕上げています。シルバーは使っていくうちに黒ずんでいく素材ですが、このリングは黒ずんだものが徐々に光っていく“身につけながら完成させていくイメージ”。一緒に過ごした時間がここに表れていきます」


ネックレス「P-33」39,960円

「今日身に付けている四角柱の造形をトップにしたネックレスは、シンプルなアウトラインと中の複雑な線、磨かれた部分と磨かれていない部分の相反するもののコントラストを重要視しています」


<ノード バイ クドウ シュウジ>がこれから目指すもの


「これからもテーマなどに縛られすぎず、自分の心情の変化が映し出されるデザインを作っていきたいですね。自分はアクセサリーのことを『時間を入れられる箱』のようなものだと思っています。アクセサリーは日々デザインが変わったり、季節で変えるものでもなく、特別な利便性もないのに人類始まって以来、身に付けられているもの。人生の中で一緒に経験を共有できるものなので、特別なものだと思っています」

<NODE BY KUDO SHUJI/ノード バイ クドウ シュウジ>ジュエリープロモーション
□2017年7月12日(水)~18日(火)
□メンズ館1階=メンズアクセサリー

Photo:Suzuki Shimpei

*価格はすべて、税込みです。

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メンズ館1階=メンズアクセサリー
03-3352-1111(大代表)