2017.06.21 update

WATCH collector's week|イセタンメンズに集結するもっと個性派な時計たちとは(2/6)

06.21 Wed -07.18 Tue
伊勢丹新宿店 メンズ館8階 イセタンメンズ レジデンス

卓抜したシンプルさと超複雑機構の両面性

独立時計師ピーター・スピーク-マリンが率いるブランド<スピーク・マリン>。ジュネーブ時計学校の盟友であるフランク ミュラーのメゾンが、同じく独立時計師出身であるなかで、未曾有の巨大ブランド化を成し遂げた一方で、<スピーク・マリン>の立ち位置は、あくまでスモールメゾンの規模を貫いています。


<SPEAKE-MARIN/スピーク・マリン>レジリエンス 38mm 1,728,000円 ご購入はこちら
SSケース:直径38mm、エナメルダイヤル、約50時間パワーリザーブ、3気圧防水、自動巻

独立時計師としての成功と、ブランドとしての成功が必ずしもイコールではなくなってしまった現在、氏は自分の時計作りに対する欲求をストレートに形にしています。
好例がベーシックな位置付けにある「レジリエンス」。高温焼成エナメルのダイヤルとシンプルなローマンインデックス。搭載するムーブメントは、ローターに意匠的な主張を込めた「Vaucher 3002」。


<SPEAKE-MARIN/スピーク・マリン>クレイジー スカル トゥールビヨン ミニッツリピーター with アニメーションダイヤル 48,600,000円
Ti+Ptケース:直径42mm、ミニッツリピーター、トゥールビヨン、3気圧防水、手巻

一方「クレイジースカル トゥールビヨン ミニッツリピーター」は、時計師としての矜持を注ぎ込んだ秀作。写真のモデルは、リピーター作動中にのみ作動する、スカルモチーフのオートマタ(アニメーションダイヤル)を備え、製作の難易度を大きく上げています。
年に1回の時計の祭典でしか出会えない、特別な一本をぜひご堪能ください。

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【インタビュー】独立時計師 ピーター・スピーク・マリン|時計製作は、私の人生そのもの。それまでの経験のすべてが、作品に生かされている。