三越伊勢丹に入社して変わった、スーツのイメージ


川端 「スーツは通勤着」だと思っていましたが、メンズ館で仕事をする先輩を見ていて、「おしゃれのためのスーツ」というのをカッコイイなと思いました。この前、スポーツが好きなフロアマネージャーが<アディダス>と共同開発したセットアップを着ていて、趣味と仕事がミックスした感じでとても格好良かったです。スーツでもそうやって個性が出せるんだと思いました。
 
谷口 確かにメンズ館で働く先輩を見ていると、淡々とした日常を、おしゃれして毎日楽しんでいるなと思います。洋服を着ることでポジティブに仕事をしているという印象ですね。

佐藤 着ることによって、気持ちを上げるという一つのモチベーションになっているのは感じます。

川端 他の会社で営業職になった同級生を見ていると、スーツは「ザ・仕事着」で、体操着みたいに酷使していて、でもいい意味で働いた跡が見えます。

谷口 体操着かぁ(笑)。でも一般の会社に入った友人には、就活の延長線上でスーツを着ていて、コンサバな人が多い。上司の目を気にしながら……というのもありそうですね。

佐藤 ツイッターで「イセタンメンズ」について調べると、「イセタンメンズの人はお洒落だよね」というコメントがあって影響力を感じます。お客さまからおしゃれであることを期待されているし、サプール(コンゴ共和国で活動する、世界一見栄っ張りでオシャレな集団)のように自己表現も必要。

谷口 メンズ館にいると、1日1点欲しいモノが出てくる(笑)ほどで、休日にもメンズ館に来るほど大好きです。出勤前に着こなしを決めるのも楽しいです。

【ここで、先輩の大坪よりONE POINTアドバイス】
大坪 20代の男性には、スーツを前向きに着たいという人は少ないのは事実。就活生や新社会人の話しを聞くとスーツを使って個性を出すのは初めからあきらめがちな人が多いようですが、メンズ館にたくさんあるスーツをじっくり見て、試着して、「これを着て就職活動をするんだ!」とか「これで社会人をスタートするんだ!」という出会いがあれば、きっとスーツも好きになっていただけます。
また、基本的な着こなしでも、ネクタイの結び方などを工夫すれば自分の色になっていくので、プラスの気持ちを持って着こなしてほしいですね。