2017.02.24 update

【インタビュー】Taiki&NOAHの中目黒WALK──イセタンメンズとアディダスの共同開発スーツ 第2弾がローンチ!(1/2)


イセタンメンズとアディダスが共同で開発を手掛け、昨秋誕生したアディダスのパフォーマンス セットアップスーツ。第2弾となる春夏モデルが完成した。素材とともに細部に変更が加えられ、よりアクティブかつスタイリッシュに進化を遂げている。「ハイテク系スニーカーに合わせるスーツ」というテーマからスタートしているため、いわゆる「会社に行くためのビジネススーツ」という気分は感じさせない。むしろデザイナーズのモダンなセットアップだ。動きやすさに加えて、進化するユーティリティ性能にスポーツメーカー・アディダスのテクノロジーが潜んでいる。


ジャケットの中央、センターバックシームには裏側からメッシュが使われていて、わずかに開いた隙間はベンチレーションの役割を果たしている。着用時にもっとも熱がこもる部分に通気性を確保することで衣服内の温度を湿度を調整するものだ。パンツはくるぶし丈で細身にテーパードする今風シルエットを描く。



前作では肩からスリーブにかけて配置されていたアディダスのアイコンデザインでもあるスリーストライプスは袖口に移動され、ポケットフラップにはスポーツパフォーマンスロゴもあしらわれる。ともにリフレクターを採用しており、夜間や自転車乗車時の安全性を高める機能部となっているのだ。素材には吸水・速乾性に優れるスポーツ ジャージと同様の素材が採用された。トレーニングウェアにも使われるスポーツ素材の起用は、アクティブな運動性能とともに、シワになりにくいという特性と夏場の着用時は水洗いもできるというメリットを有している。


今回のフォトシューティングは中目黒で行われた。昨年の第一弾スーツでも起用されたモデルのTaikiは中目黒在住だ。韓国出身のモデル、NOAHとこの街に暮らして1年半が経つ。アクティブな2人に、アディダスのパフォーマンス セットアップスーツはストリートウェアであり、同時にワンマイルウェアでもある。


ラインナップはジャケット、パンツ、ショーツ。カラーバリエーションはネイビーとブラックを用意して、それぞれの単品使いも可能なセットアップとなっている。当初はアスリートのオフピッチウェアを想定していた。しかし、このスーツ、クリエイティブな職種やドレスコードに寛容なオフィスでも支持されている。インナー選びだけでコーディネートできる服飾術は、「コーディネートに費やす労力を他の重要な決定に使う」という現代的感覚に通じるのかもしれない。先進的な現代人にとって、ビジネスとファッション、アクテイビティとドレスコードを両立する多様性を備えた次世代のスーツといえるだろう。


ジャケット 31,320円
パンツ 17,280円
ショーツ 15,120円

「このままサッカーの試合ができそう」「いやTaikiはアイスホッケーでしょ(笑)。旅行とかにもいいんじゃないかな」「次の海外のファッション・ウィークには、これ着て行くとか」「韓国に里帰りするときにもいいかもね」。

2人は商店街を抜けて山手通りを渡り目黒川へ。川沿いの桜の木々には、まだ硬い花芽。瀟洒な住宅街を西郷山へ。公園へと続く階段を昇ると、春を待つ陽光が降り注いでいた。

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