【特集】みらいの夏ギフト Vol.1|<TIKASHI/チカシ>のピンズと<文二郎帽子店>のパナマ帽の物語

<TIKASHI/チカシ>デザイナーの薬師神(やくしじ)爾(ちかし)さんは、時々メンズ館1階=メンズアクセサリーの店頭に立ち、自らの手でお客さまを接客にあたる。「伊勢丹新宿店で働く従業員の方のマリッジリングもたくさん作ってきましたが、別れたカップルはいないんですよ!」と言う薬師神さんが選んだ『みらいの夏ギフト』は、大好きな「西川製帽」が作る<文二郎帽子店>のパナマ帽との初めてのコラボレーションです。


四代目帽子職人・西川文二郎との出会い


思い出が生まれる夏は、贈りものにも物語が紡がれていく――思い出に残る夏ギフトとして<チカシ>デザイナーの薬師神さんが選んだのは、老舗帽子メーカー<西川製帽>の四代目帽子職人、西川文二郎さんが手がける<文二郎帽子店>のパナマ帽。

「日本橋三越本店でのイベントに<チカシ>を出展した際、<文二郎帽子店>さんも同じく出展されていて、文二郎さん本人がお店に来られたことがありました。それ以前に、近所のおじいさんから古い帽子を譲り受けたことがあって、それが“文二郎さんのおじいさんが作ったものじゃないか?”という話があって、文二郎さんにその帽子を見てもらったのをきっかけに親しくさせていただくようになりました」と薬師神さん。


<TIKASHI>ラペルピン 左から時計回り「ダブル馬蹄」17,280円、「盾」19,440円、「王冠馬蹄」17,280円

その後、イベントなどがあるたびに、薬師神さんは<BUNJIROW>の帽子を買い、文二郎さんは<チカシ>のピンズを1個ずつ求めたそうです。

「文二郎さんとは、手がけているジャンルも年齢も違うけれど分かり合えるんですね。お互いに刺激になるし、創作に繋がっていきます。今日かぶっている帽子も文二郎さんのもので、素材が上質でしっかりしていて、自分がクラシックなものが好きなので、とても気に入ってかぶっています」


お客さまのオンリーワンの物語と出合うこともあります


ジュエリーデザイナーとして、「たとえばリングは“輪っか”で、それは人の輪を繋ぐという意味をもつもの。僕はジュエリーを人生の節目に大切にしてほしいと思って作っているので、接客していてお客さまの話を聞くのも好きです」と言います。

「メンズ館にギフトを探しに来られて、贈る相手などを聞いて、ジュエリーをおすすめして、その方がもう一度来店されて、“とても喜んでくれました!”というのを聞くととてもうれしいです。また、<チカシ>のリングを永年愛用されていた方が、アクシデントでなくしてしまって、たまたま1階で売っているのを知って、とても感動されて、またオーダーしていただいたり。そういう思いがけないお客さまの物語を直接知ると、やっていてよかったなと本当に思います」

<文二郎帽子店>パナマハット 48,600円
<TIKASHI>ラペルピン「王冠馬蹄」17,280円

個性を出せる道具としての帽子とピンズのコラボレーション

今回の『未来の夏ギフト』で、「ぜひ文二郎さんとコラボしたい」と手を挙げたという薬師神さん。「男性の場合、ネックレスはシャツで隠れるし、見せるジュエリーとしては指輪やブレスレットぐらいですが、個性を出せるアクセサリーとしてピンズをアピールしたいと思いました」

<文二郎帽子店>が得意とするパナマ帽は、48,600円から。<チカシ>のピンズは9000円台からあって、「夏のモチーフでは、着物を着る人に似合うと思って金魚のピンズなども作りました。18金やダイヤモンドを使ったものまでバリエーション豊富に揃えます」


未来へ繋がるギフトは、いつの時代にも色あせないものを

「かけがえのないものを作りたい」という思いから、2003年に自らのブランド<チカシ>を立ち上げ、2004年シーズンからスタートした薬師神さん。「ブランドをスタートしたときからの“自分が伝えたいもの、自分が良いと思ったもの”を作るという考えは今も変わっていません。ジュエリーは残るものなので、作り手とお客さまとともに分かち合えるものだと願っています」

ジュエリーに対する<チカシ>ならではのこだわりと、「おしゃれな男たちには帽子をかぶってほしい」という薬師神さんの思いが『みらいの夏ギフト』で実現します。

*<文二郎帽子店>のパナマハットは商品発注後1か月半後のお渡しとなります。詳しくは係員にお尋ねください。
*価格はすべて、税込です。

お問い合わせ
メンズ館1階=メンズアクセサリー
03-3352-1111(大代表)