2016.07.25 update

【イベントレポート】世界一お洒落で優雅なジェントルマン「サプール」がメンズ館にやってきた

現在開催中の「PITTI IMMAGINE UOMO at ISETAN MEN'S」が初日を迎えた7月20日(水)、アフリカのコンゴ共和国で独自の美意識を受け継いできたファッショニスタ集団「サプール」がイセタンメンズに登場。閉店1時間前の館内を独特のステップやダンスを刻みながら練り歩きました。


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メンズ館に突如現れた6名の「サプール」。サプライズでの登場に通りすがりのお客さまもスマホを片手に興奮。

「サプール」は平均月収3万円の生活や内戦が続く不安定な政治背景のコンゴで、色鮮やかなスーチングスタイル、とことんこだわったアクセサリー、ネクタイの締めかたや振る舞いかたのみならずその思想までもが継承されるお洒落で優雅な紳士の集団。「エレガントであること、礼儀正しく振る舞い、他人を尊敬すること、そして非暴力を貫くこと」を原点に、ファッションを通して平和のメッセージを発信しています。
また、近年では茶野邦雄氏による写真集「THE SAPEUR コンゴで出会った世界一おしゃれなジェントルマン」の刊行に合わせた写真展の開催のほか、NHK総合で特集ドキュメンタリーが組まれるなど、サプールの「着飾る」ことへの情熱や、生き方も注目を集めています。


「サプール」歴43年で「大サプール」と呼ばれるセヴラン氏は、山本寛斎氏から贈られたという"大漁旗ジャケット"を着て登場。

思い思いの鮮やかなファッションに身を包み、独特のステップでメンズ館の地下1階から8階まで練り歩いた彼ら。各階ではスタッフと共にダンスを披露したり、お客さまやファンによる写真撮影に応じるなど微笑ましい光景が見られました。

また、閉店後には、特別ご招待のお客さまを招いた「SAPEUR SPECIAL PARTY」を開催。コンゴ共和国大使館のボニファス・レゾナー参事官も出席し「我々にとっての平和のメッセンジャーである彼らが、平和の国、日本でサップを披露したことは誇らく、この出来事をコンゴの人々にも是非伝えたい。今後は、日本やフランスに『サプール』文化を広め、どの国がいちばんお洒落か競い合うイベントができれば」と締めくくりました。


コンゴ共和国大使館のボニファス・レゾナー参事官も出席。


今回来日したメンバーの6名。左からムィエンゴ・セヴラン、カンガ・エリック、ジョン・バレタ、マロンガ・ジョベル、イバラ・ルノー、イヴ・サンローラン。


紹介のアナウンスとともに、自慢のステップを刻み登場。

今回来日した「サプール」メンバーはイヴ・サンローラン、マロンガ・ジョベル、ジョン・バレタ、カンガ・エリック、イバラ・ルノー、ムィエンゴ・セヴランの6名。写真家の茶野邦雄氏による写真集第2弾『日本を旅するサプール』の撮影や7月23日(土)から沖縄で開催されている写真展も目的の一つで、鎌倉や東京、沖縄、仙台、横浜、大阪、京都、福岡と日本各地を旅するほか、7月30日(土)・31日(日)はジェイアール京都伊勢丹6階や福岡・岩田屋本店でもイセタンメンズ同様にイベントを開催。お近くのお客さまは是非お見逃しなく!


 



「THE SAPEUR in KYOTO」
□7月30日(土)13時30分~14時30分
□ジェイアール京都伊勢丹6階=中央エスカレータ脇 特設会場
https://www.facebook.com/wjri.k.mens

「THE SAPEUR in IWATAYA」
□7月31日(日)13時~14時
□岩田屋本店 本館5階=紳士フロア
http://www.i.iwataya-mitsukoshi.co.jp/real/event/sapeur/index.html

茶野 邦雄
1959年滋賀県出身。大学卒業と同時にフリーランスカメラマンとして活動開始。1984年に最年少で日本広告写真家協会(APA)の正会員に推挙される。1986年渡米し、NEW YORK YOMIURI PRESS社勤務。欧米各国で取材撮影を敢行。1991年沖縄に移住。現在沖縄を拠点に広告写真、サプールの写真をライフワークとしてる。
www.sapchano.com

アフリカ大陸コンゴの世界一おしゃれな紳士
"SAPEUR(サプール)"写真展
THE SAPEUR
□2016年7月23日(土)〜8月31日(水)11時~19時
□プラザハウスショッピングセンターフェアモール3F ライカム アンソロポロジー(沖縄県沖縄市久保田3丁目1番12号)
■入場料:500円(中学生以下無料)


お問い合わせ
03-3352-1111(大代表)