「オーヘントッシャンはゲール語で“野原の片隅”という意味です。」と、島地先生はお客さまにオススメしました。
今週のおすすめのお酒はオーヘントッシャンスリーウッドです。
バーボン樽で熟成させた後、2種類のシェリー樽に詰め替えて熟成。
3種の樽での3回熟成による濃厚で深みのある味わいが特徴です。





さて、以前美術館としても楽しめるサロン ド シマジ、というご紹介をさせていただきましたが、サロンの片隅には額装された様々な宝物があります。
その中に、先生の処女作「甘い生活」、そして「知る悲しみ」「アカの他人の七光り」の三部作の表紙が立体的に浮かび上がっている素敵なアートが。


これらはアーティストであるサロンの常連のお客さまが先生のために製作した「シャドーボックス」というものです。
「シャドーボックス」とは17世紀のヨーロッパで流行したデコパージュの技法の1つで、その後アメリカに伝わり、立体的に発展して出来たハンドクラフトです。

「私は今先生、柴田先生、開高先生はじめ様々な人から素敵なものをいただきました。そして、作家兼バーマンになった今でも、ファンの方からプレゼントを頂くことがあります。それらを友情の証に大切にしていますが、私が死んだ後で、それらは必ず元の持ち主の所へお返ししようと思っています。」


今週の格言 なによりも尊いものは友情である。

撮影:上原義雄


プロフィール - 島地勝彦


メンズ館8階=イセタンメンズレジデンス<サロン ド シマジ>のプロデューサー。1941年生まれ。青山学院大学卒業後、集英社に入社。「週刊プレイボーイ」に配属され、1983年に同紙編集長に就任、柴田 錬三郎・今 東光・開高健を回答者に据えた「人生相談」で一世を風靡し100万部雑誌に育て上げる。その後、「PLAYBOY日本版」「BART」の編集長を歴任。集英社インターナショナルの代表取締役を経て、2008年に退任。現在は作家・エッセイストに転向。

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