今回の「大人の社会科見学」では、GUIDEクルーのつちやが最近ヘビーユースしているというベイカーパンツの大人の着こなし方を、パリから帰国中のファッションインプルーバーせきさんに教えてもらいます。
使いやすくて着回ししやすいベイカーパンツですが、「着方によってはだらしなく見えたり、Tシャツだけだと物足りなく感じる」というつちやに、メンズ館と直営店限定で展開する＜CIOTA＞のベイカーパンツとともに「大人っぽく」「綺麗に」穿くコツをせきさんが伝授します。

＜CIOTA＞の「大人仕様」なベイカーパンツはメンズ館別注モデルに注目

せき：ベイカーパンツは起源は1940年代ごろにさかのぼるアメリカ由来のミリタリー系ワークパンツで、名前の由来には諸説がありますが、本質は装飾を抑えた実用的なパンツという点にあります。
「カーゴパンツのようなポケット装飾もなく、チノ寄りのワークパンツ感覚で扱えるため、大人のワードローブにも取り入れやすいのが魅力です。

＜CIOTA/シオタ＞はデニムで知られる一方、ベイカーパンツも設立当初からの得意分野で、この25年秋冬から伊勢丹メンズ館でも満を持して展開をスタートします。

「＜CIOTA＞の元々のラインでやっているワイドなラインよりもすっきりしたシルエットを採用し、シャツや革靴と合わせられる『大人仕様』に仕立て直した点がポイント」とせきさんは語ります。カラーはブラック・オリーブ・チャコールグレーの3色です。 

つちや 「黒で仕上げる大人のベイカー術」

「ベイカーパンツを革靴に合わせてきれいにかっこよく決めたい」と願うつちやに、せきさんが提案したのはブラック。黒い革靴にはあえてブラックを合わせてシックに着こなします。

せき：＜CIOTA＞の特徴であるスビンコットン、超長綿を使っているのです。すごく滑らかさと柔らかさがあって、穿き心地はもちろん良いですし、つるっとした雰囲気で、カジュアル感がちょっと薄れて上品さが出ますね。

つちや：めちゃくちゃ気持ちいいです。穿いていてシャキッとしてかっこいい。

せき：黒のスラックスではなく、黒のベイカーをブルーのGジャンを合わせることで堅すぎない印象に。加えて革靴で足元を締めるとカジュアルさと大人上品さが両立します。
素材のつるっとした表情がクリーンな雰囲気なので、秋冬はツイードなどのテーラード寄りの上着と合わせるのも渋いと思います。

たしろ「オリーブで差をつける着こなし」

たしろにせきさんが選んだのはオリーブ。今日の装いがグリーン系なのであえて差別化できるようオリーブカラーをセレクトしました。

せき：軍ものでも使用している糸の太さが不均一なムラ糸を使ったバックサテンなので、裏側が光沢のあるサテン地になっています。表から見るとカジュアルですが、裏側がサテンなので穿き心地はすごく滑らかで気持ちがいいと思います。

たしろ：今日穿いていた軍パンと比べてもまず穿き心地が違います。裏側の触りがすごくいいので気持ちいいし、サラッとしているので秋冬は使いやすい感じです。

せき：シルエットも綺麗にスッと落ちるストレートで、本当に嫌味なくどんな靴を合わせても似合います。革靴ならブーツやプレーントゥ、ローファーももちろん、今っぽいボリュームのあるスニーカーにも合いますね。万能なパンツなんじゃないかと思います。

せきさん「チャコールで纏うこなれ感」

別注モデルの3色め、チャコールはせきさん自らが着用。「ワークパンツっぽい色と思われがちなのですが＜シオタ＞が作ると上品にしあがる。」とせきさんに、クルー一同は頷きます。

たしろ：せきさんのこなれた感じの穿き方がかっこいい。あえて腰穿きしている感じの雰囲気もいいし、丈感や穿き方で印象が変わりますね。

せき：オリーブやブラックと比べても、チャコールは被りにくく、秋冬のコーディネートでも活躍するのでおすすめです。

＜CIOTA＞ポップアップは10月15日(水)から！ 

せき：このシルエットの伊勢丹新宿店メンズ館の別注モデルは3色展開で、10月15日(水)から伊勢丹新宿店メンズ館と＜CIOTA＞の直営店で展開します。メンズ館では10月15日(水)から21日(火)までPOP UPを開催し、トップスやデニムなどスタイリングアイテムと併せて展開予定です。

今回の「大人の社会科見学」ではベイカーパンツの有能さを知れば、最高にファッションが楽しくなるということが分かりました。今まで穿いていた方はもちろん、素材や色で大人の着こなしに寄せられるので今まで穿いたことが無い方も是非取り入れてみてはいかがでしょうか。

もっと詳しく知りたい方はこちら！【動画全編】
綺麗めに着こなせる！ 履き心地も抜群！この秋欲しい大人のベイカーパンツ！