秋の訪れが待ち遠しいこの季節、ファッション好きなら誰もが気になるのが、次なるトレンドの行方。

今回はGUIDEクルーの3人が、2025年秋冬ファッションの最新情報を求めて伊勢丹新宿店メンズ館バイヤーを直撃！メンズ館の25年秋冬シーズンの展開情報がいち早くキャッチできるという某会場を訪問し、ここでしか聞けない、各バイヤーならではの注目ポイントや見どころについて、たっぷりと教えてもらいました。まずは「雑貨編」ということで2名のバイヤーに秋冬の最旬情報を伺います！

「2025秋冬の紳士靴は、5つの切り口でスペシャルな企画が満載！」

まず1人目は、ミラノやフィレンツェなどヨーロッパ出張から戻ったばかりという紳士靴バイヤーのかがみ。今回は2025年秋冬シーズンの紳士靴の全体像とともに、つちやのために選んだイチオシしのシューズを紹介してくれました。



かがみ：今シーズンの紳士靴は、大きく5つの切り口で展開します。まず1つ目は、9月下旬から伊勢丹新宿店全館で開催するイタリアフェア。メンズ館では＜TOD’S/トッズ＞へのフォーカスや、メンズ館では初開催となる＜HOGAN/ホーガン＞のポップアップをご紹介予定です。

つちや：イタリアフェアは伊勢丹新宿店全館で毎年すごく盛り上がりますよね！今年も楽しみにしています。

かがみ：2つ目は、スニーカーにスポットを当てた切り口。3つ目は伊勢丹メンズ館のお客さまが求めるジェネラルなトレンドを反映したシューズの切り口。機能的なドレスシューズや、カジュアルな装いでもドレスアップさせるようなスニーカーなど、幅広い用途で使えるシューズが充実します。


かがみ：4つ目は、9月17日(水)から開催する“レザー博”。「コスパ靴」や「ビンテージ」、「先行・別注」、「新スタンダード」、「カスタマイズ」など多彩な切り口で用意しています。


かがみ：そして最後の5つ目が“サンクリスピンデー”。「10月25日」は「革の守護聖人」として知られる聖クリスピンを記念する日として、毎年＜ジョンロブ＞がその年を代表するモデルを発売したりと革製品に携わる人々にとって特別な意味を持ちます。今回メンズ館ではこの企画に賛同いただいた複数ブランドとコラボが実現しました。




例えば＜ジェイエムウェストン＞の「ハントダービー×シグネチャーローファー」といった、50万円前後の特別モデルも展開予定です。今回この特別モデルの企画を本国の社長に提案したのですが大変好評でした。

つちや：「サンクリスピンウィーク」はメンズ館だから実現した特別感を堪能できるイベントなんですね。

かがみ：イベント期間にぜひラインナップを見にきてください。

そして最後につちやさんにおすすめしたいのがフランスから初上陸する＜BONTEMPS/ボンタン＞です。


かがみ：1970～80年代に用いられた当時のワークシューズの作り方（＊諸説あり）「ダブルステッチダウン製法」を復活させた、今注目のブランドです。ビスポーク職人が設計した木型で、フィッティングが抜群。どのモデルもメイドインフランスで、しかも7万円前後と今ではかなり抑えめな価格も魅力です。


つちや：プレーントゥ履いてみましたが、めちゃくちゃ格好いいし履き心地がいいです！これはいつから店頭に並びますか？

かがみ：9月17日(水)から店頭に並ぶ予定です。レザー博の目玉の一つでもあるので、ぜひ試着しに来てください。

「装いにアートと遊び心を――最旬アイウェア＆アートプロモーション」

次に、メンズ館1階アクセサリーと8階メンズレジデンスを担当するバイヤーすぎたが、この秋冬シーズン注目の新作アイウェアやアートプロモーションをご紹介、おかだにおすすめのアイウエアとは？


すぎた：まずご紹介したいのは、8月から始まるイタリアのブランド＜TAVAT/ターバット＞です。日本でフルラインナップが揃うのは初めて。
構築的でインダストリアルなディテールが特徴で、パーツを挟み込むようなステンレスフレームや、ギアを思わせるギミックなど、細部まで作り込まれるデザインは男心をくすぐります。



おかだ：なるほど！個性的なデザインなんですね。おすすめはどれですか？

すぎた：おかださんにご紹介したいのが「スープカン」というモデルです。スープ缶を上から見た断面図をそのままフレームに落とし込んだ、ブランドを象徴するアイコニックなモデルです。他にもサングラスやプラスチックフレームのバリエーションも豊富で、価格は7万円台～9万円くらい。メガネ一つで印象がガラリと変わるので、コーディネートのアクセントになるようなアイテムをどんどん提案していきたいです。


すぎた：さらにもうひとつご紹介したいのが、8月6日(水)からスタートするアートディレクター永戸鉄也さんのアートプロモーション。ご本人が手掛けるアパレルブランド＜RAREMETAL/レアメタル＞の初のカプセルコレクションを展開します。


すぎた：8月6日(水)から9月2日(火)までの＜レアメタル＞のポップアップでは、永戸さんのコラージュ作品をそのままプリントしたバンダナやカットソー、パーカー等を展開します。また、それと同時に年代物の椅子等のインテリアにコラージュを施した作品の展示販売も9月30日(火)まで実施します。


たしろ：アート作品の展示と物販、両方楽しめるなんて贅沢ですね。

すぎた：はい。週末ごとにプロモーションも盛り上がりますので、ぜひ気軽にのぞいてみてください！

「機能とデザインが織りなす、秋冬バッグ＆アクセサリー小物の新提案」

最後は、バッグと財布を担当するふくしまバイヤーが、2025年秋冬おすすめの小物やバッグをご紹介。たしろのライフスタイルにもぴったりな注目アイテムを紹介してくれます。


ふくしま：バッグと財布は大きく分けて2つの世界観を展開しています。ひとつは伝統的な縫製や素材にこだわったクラシックなライン。もうひとつは、今の時代感に合わせて服装のアクセントになるような、コンテンポラリーでアクセサリー感覚の強い小物バッグです。今回は特に後者にスポットを当て、たしろさんにもおすすめのブランドをご紹介します。

まずご紹介したいのは＜FUJIKINKO/フジキンコウ＞というブランド。東京の下町の工房発で、長年培った技術を自分たちのブランドとして発信しています。


ふくしま：素材は真鍮で、カードホルダーやキーホルダーなど経年変化も楽しめるアイテムが揃っています。ギフトにもとても人気なんですよ。

たしろ：デザインも面白いし、手に取ってみたくなります。「ODEN」という名前のキーホルダーもありますね。


ふくしま：そしてバッグでは10月1日(水)から21日(火)までメンズ館1階で開催する「EDIT by ISETAN MEN'S/エディット バイ イセタンメンズ」展開ブランド＜ビューティフルピープル＞の「オーバーエンジニアリングバッグ」伊勢丹別注モデルをご紹介します。


ふくしま：『over engineering』モデル名の通り、「機能性を詰め込んだ」バッグですが、なおかつ機能だけじゃない、デザインもかっこいい。パラコードや紐の使い方も面白く色々な持ち方ができる機能性とデザイン性を両立したモデルです。今回、伊勢丹別注モデルとして、黒パーツ部分をシルバーにし、遊び心の「笛」アクセントとして追加しています。価格は86,900円です。


たしろ：見た目もユニークだし、ポケットも多くて使い勝手が良さそうですね。

ふくしま：ブランド独自のデザインが素晴らしく、機能的かつスタイリッシュな仕上がりになっています。ぜひプロモーションで実際に手に取ってみてもらいたいですね。

たしろ：ふくしまバイヤー、ありがとうございました！

 

 【動画で見る】2025年秋冬のメンズ館の雑貨編「秋冬の“新しい発見”を楽しもう！」