進化する革靴!私服に革靴を合わせたくて伊勢丹 紳士靴バイヤーに選び方を聞いてみた|「大人の社会科見学」【 GUIDE by ISETAN MITSUKOSHI】
「普段のファッションに革靴を合わせたい!」という“30代男子”「GUIDE by ISETAN MITSUKOSHI」クルーの3人が訪れたのは伊勢丹新宿店 メンズ館 地下1階紳士靴フロア。
紳士靴バイヤーの鏡 陽介は、テーラードクロージングのバイヤーをはじめドレスクロージング領域を長年務めたのち、2023年度から紳士靴バイヤーを担当。クラシックファッションの視点も織り交ぜた、“大人のための新しい靴”提案には定評があります。
「全身カジュアルで足元がスニーカーだと締まらない」そんなクルーに紳士靴バイヤー鏡が最適な革靴を解説を交えてご紹介。それぞれ自分らしい革靴を見つけたいということで、つちやには【定番・王道】を、ふしぬきには【ファッションテイストに合うドレッシー】な靴を、そして、クセ強たしろには、【最新のオススメ】シューズをチョイスします!
【「大人の社会科見学」クルーの3名(画像左から)
FUSHINUKI/ふしぬき=アートやファッションに強いオシャレ隊長
TSUCHIYA/つちや=様々なジャンルの王道から愉しむGUIDE編集長
TASHIRO/たしろ=下町育ちのサウナ好きの みんなのセンパイ
【今回のゲスト】
かがみようすけ=伊勢丹新宿店 メンズ館 紳士靴バイヤー
普段は革靴を履かない、つちやのような「めんどうくさがりに優しい」革靴を見つけた!
最初にクルーが訪れたのは、伊勢丹新宿店 メンズ館地下1階 紳士靴の「クラシック」ゾーン。
5万円前後~15万円台の欧州製の靴が集積していて、<Paraboot/パラブーツ><Tricker's/トリッカーズ><BARKER/バーカー><SANDERS/サンダース><Oriental/オリエンタル><JOSEPH CHEANEY/ジョセフ チーニー>などのブランドが揃っています。以前、紳士靴を担当していたたしろは、「自分が紳士靴にいたときより、カジュアルスタイルで履けそうな靴が増えていますね」と言います。
バイヤーかがみが、つちやのためにセレクトしたのは、王道モデル<パラブーツ>の「ミカエル」、<トリッカーズ>のサービスシューズと続いて、3つ目に<サンダース>のガラスレザーが特徴のオフィサーシューズがベースになっているストレートチップシューズをご紹介。
<SANDERS/サンダース>MILITARY DERBY SHOE
かがみがカーフをガラス加工した光沢感のある“ガラスレザー”を選んだのは、「レザーが雨や脂(あぶら)、汚れに比較的強かったり、ブラッシングですぐ光ってくれるので、利便性が高く、扱いやすいのが特徴。丁寧にケアしなくていいので、つちやさんにぴったりと思ったから」と太鼓判!
バイヤーかがみが<サンダース>のストレートチップシューズを選んだ理由
・ずぼらな人にでも扱いやすいガラスレザーを使用
・いろんな足型や格好に合わせられるように作られていて、汎用性が高い
・もともと、軍人の礼装に用に開発されていて、幅白いシーンに合う
・トゥの3本ステッチなど、少し装飾が入ることでカジュアル感がアップ
・グリップ力の良いラバーソール、ハルボロラバー社のソールを使用
・ソールの張り替えもOK
「つちやさんは、普段からデニムが多いので、デニムに合わせて男くさいテイストが出る、ミリタリーシューズのアーカイブをベースにした靴がオススメです」とかがみ。
上品できれいな光沢がつちやの足元をグッと締めます。
つちやと対照的に“男くさくない”タイプのふしぬきには、ちょっとドレッシーな感じがぴったり!
独特な雰囲気のあるファッションを楽しんでいるふしぬきのために、かがみが選んだのは、日本の靴ブランド<Oriental/オリエンタル>のシングルモンクストラップ。
「モンクストラップは履いたことがありません」というふしぬきに、「<F.lli Giacometti/フラテッリジャコメッティ>や<Le Yucca’s/レユッカス>なども候補に考えましたが、ドレッシーな着こなしが多いふしぬきさんには、ちょっとフェミニンなテイストが合うと思いました」とかがみ。
30代男子には足元を締めてくれる黒のスエード。履き口が広いスリッポンタイプがベスト!
<Oriental/オリエンタル>JOSEPH2
バイヤーかがみが<オリエンタル>のシングルモンクのスリッポンタイプを推す理由
・アッパーが表革よりヌケ感がある欧州のスエード素材で、かしこまりすぎずに履ける
・余分なディテールや過度な装飾が無くスタイルに融合しやすい
・黒のスエードはドレッシーで、中性的な感じがする
・履き口が広くてカジュアル感があり、靴下の存在感を目立たせる
「シングルモンクストラップは、ドレスシューズでありながら、紐靴ほど硬い印象がなく、スエードを選ぶことで柔らかさの中に上品さが加わります」とのかがみの説明に、ふしぬきも大きくうなずきます。
“クセ強”で、靴好きのたしろにもたまらない、現代的な<チャーチ>を発見!
かがみが、靴オタクのたしろを連れて行ったのは、高級ブランドが揃うハイグレードゾーン。<Church's/チャーチ><EDWARD GREEN/エドワード グリーン><GAZIANO&GIRLING/ ガジアーノ&ガーリング><GEORGE CLEVERLEY/ジョージ クレバリー><ANTHONY CLEVERLEY/アンソニー クレバリー>などが整然と並びます。その中からチョイスしたのが、<チャーチ>の厚底のカントリーシューズ。「チャーチは今、シューズのトータルブランド化していて、カジュアルな革靴も豊富にラインナップしています」というバイヤーの説明に、靴オタクのたしろも興味津々。
<Church's/チャーチ>Letchworth
その中からチョイスしたのが、<チャーチ>の厚底のカントリーシューズ。「チャーチは今、シューズのトータルブランド化していて、カジュアルな革靴も豊富にラインナップしています」というバイヤーの説明に、靴オタクのたしろも興味津々。
バイヤーかがみが、<チャーチ>のモデル「Letchworth(レッチワース)」を選んだ理由
・英国・ノーサンプトンの自社工場で製作されている靴
・快適な履き心地を実現する軽快なラバーソール(オリジナルのEVAソール)により、軽い履き心地
・アッパーのガラスレザーに加え、バインダーカーフやモカのかぶせやハトメで、カジュアルな印象で履ける
説明を聞いたたしろは、「まるで“幕の内弁当みたいな靴”ですね」と、靴好きにはたまらない“全部のせ”のカントリーシューズにひと目惚れです!
バイヤーかがみに聞いた、「30代男子が革靴をカジュアルに取り入れるコツ」
・足元に存在感は必要ですが、過剰になりすぎずシンプルに決めること
・靴の色のトーンはワントーンだが、ボリュームがあること
・デザインは落ち着いているが、アクセントのあるものを
と答えてくれました。
Are You Ready? お気に入りの革靴で決めよう!
つちやセレクト<SANDERS/サンダース>MILITARY DERBY SHOE
ふしぬきセレクト<Oriental/オリエンタル>JOSEPH2
たしろセレクト<Church’s/チャーチ>Letchworth
さて、次回は、「カジュアルな格好でも似合う大人のレザートートバッグの選び方」。お楽しみに!
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*本記事に掲載された情報は、本編の動画が公開された2024年2月2日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
Text:Makoto Kajii
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