2019.04.05 update

【特集】失敗しない 就活ファッション 。まずは、スーツの「当たり前」を知ろう。

  1. 1.スーツは、着こなしのルールを押さえよう
  2. 2.Vゾーンは白シャツ+カラータイで個性を創出
  3. 3.シューズは"黒スト"の一択勝負
就活のためのスーツは高ければいい、安いからダメということはない。スーツを着るときに大事なのは、「サイズがきちんと合っている」ことと「シワがない」こと。その大前提の上に、「ネクタイが緩んでない」、「靴とベルトの色が合っている」、「靴が磨かれている」ことや、身だしなみでは「爪が切り揃っている」、「髪型が整っている」なども当然のことで、そのすべてが「清潔感」に通じている。

今回は、好感度が上がる就活スタイルの“基本のキ”をスーツとドレスシャツ&ネクタイ、靴の3つのカテゴリに分けて三越伊勢丹社員がご提案。これさえ押さえれば、どこに出ても恥ずかしくなく、また気後れすることもなく、自分のキャラクターを出すことができるようになるはずだ。

 

1.スーツは、着こなしのルールを押さえよう

 

ジャケットは、襟がノッチドラペルのシングルで、段返り3ボタンのジャケットならボタンは中1つ掛けで、2ボタンなら上のボタンのみを掛けて、2つとも掛けるのは厳禁。着丈はお尻が隠れるぐらいで、ポケットに付いているフラップは必ず両方とも外に出しておこう。センターベントとサイドベントはどちらを選んでも○だ。




またパンツは、股上はノープリーツのレギュラーフィット、裾口はシングル仕上げで、靴を履いたときにハーフクッションぐらいが理想。ジャケットとパンツのシルエットは過度にタイトフィットなものは避けたい。


就活スーツでの定番色は「黒」だが、「ネイビー」も好印象な色味の一つ。黒に比べてVゾーンの合わせ方も簡単で、社会人になっても即戦力で活躍する一着になること間違いなし。スーツは2着+スペアパンツをローテーションしながら着るのが長く着られるコツだ。

2.Vゾーンは白シャツ+カラータイで個性を創出

 

スーツは「額縁」とも言われ、黒や紺の額縁に納められるのは、シャツとネクタイで作る端正なVゾーン。シャツの基本は白無地のレギュラーカラーが必須で、カジュアルな印象を残すボタンダウンシャツはNG。もちろん織り柄の強いものやカラーボタンのシャツ、ストライプシャツなども避けたいところだ。



また、ネクタイは額縁の中の個性の出しどころ。自分のキャラクターを見せるのはもちろん、会社側からの見られ方も意識したい。無地やレジメンタルを基本に、ネイビーは清潔感、赤やボルドーは情熱、イエローは明るさや活発さ、グリーンは落ち着きなど、色は能弁に語るので、色を武器にしない手はない。大柄のプリントや主張の激しい小紋柄などは極力避けよう。

さらに、「個性」という意味でお薦めしたいのがポケットチーフ。白のリネンのチーフをTVホールドで胸ポケットに挿すと清潔感がグッとアップ。ただオールマイティではないので、スーツの着方のルールの一つとして理解していれば大丈夫。「着こなしに差を出す作戦」ならチーフは効果ありだ。

3.シューズは"黒スト"の一択勝負


就活スーツに合わせる靴選びは、就活用に選ぶというより、「冠婚葬祭のための一足」を買う感覚で選びたい。基本は黒のストレートチップの一択。黒の靴ならスーツの基本色である黒、グレー、ネイビーと好相性。茶色の靴やローファー、金具付きなどはNGだ。


靴は「着こなしの最後の仕上げ」と考えて、なるべくベーシックなものを。中でも4~5万円のグッドイヤーウエルト製法のものを選ぶと社会人になっても長く履けるので、投資として最初から良い靴を手に入れることをお勧めしたい。履く際には紐の結び方にも気をつけたい。結び方ひとつで雰囲気が大きく変わるのであなどれない。

また、靴下はコットンかウール素材の黒の無地の細リブのものを推奨。できれば丈の長いホーズを履くと、靴下がずり落ちにくく、たるまないのでオススメ。洗濯は必ず裏返して洗うと素材感が保たれ、長持ちする秘訣だ。

Photo:Natsuko Okada,Tasuya Ozawa
Text:ISETAN MEN'S net

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