2018.11.28 update

【クリスマス特集】Our X'mas Stories|Vol.1 篠崎 恵美《フラワーアーティスト》(1/2)


2018年のクリスマスシーンを盛り上げるイセタンメンズネットのクリスマス企画「2018 ISETAN MEN'S Presents "Our X'mas Stories"」。各界で活躍する6名の女性たちによるそれぞれの”クリスマスストーリー”を紹介していく。


篠崎 恵美|Megumi Shinozaki
edenworks
独自の感性で花の可能性を見つけ、植物とさまざまなアイテムを使って店内装飾からウインドウ、雑誌、広告、ミュージックビデオ、商品パッケージなど、花にまつわる創作を行っている。2015年にはフラワーショップ「edenworks bedroom」を代々木上原にオープン。さらに2017年には紙の花のプロジェクト「PAPEREDEN 」をスタート。また、調剤薬局の調合をコンセプトにしたオリジナルミックスができるドライフラワーショップ「EW.Pharmacy」も奥渋谷にオープンさせた。

今年の春、三越伊勢丹のキャンペーン「花々祭」を美しい花々で彩って話題となったフラワーアーティストの篠崎恵美。2009年に独立し『edenworks』を立ち上げて来年で10年。今年のクリスマスはその10年間を支えてくれた人のプレゼントをメンズ館で探し歩いた。


 


Question1

あなたにとって「クリスマス」はどのような日ですか?


 

皆さんが想像するように、クリスマスは花屋が一年で一番忙しい時期です。25日を過ぎると今度はお正月の準備で息をつくヒマもありません。4~5年前は、クリスマスなのにブルーの花を使ったり、新しい感覚のクリスマスの表現が望まれましたが、この2~3年はオーソドックスなクリスマスが戻ってきている気がします。独立して来年で10年になりますが、花のトレンドもファッションの流行のサイクルのように移り変わっていくことがよく分かります。

クリスマスは大好きですね。11月末ぐらいから街にクリスマスソングが流れて、百貨店やショップのウィンドウがクリスマス装飾になると、いくつになってもワクワクします。私の家族は、両親が共働きで、私も弟も学生時代はアルバイトをしたり、4人とも忙しくしていましたが、誕生日や父の日、母の日などの記念日、そしてクリスマスは、必ずみんなが集まっておしゃれして出かけました。普段はそれぞれ忙しくても、記念日をとても大事にする家族で、さらにクリスマスはプレゼントを必ずもらえる日でした。

父と母には、クリスマスと誕生日には、毎年何かを贈っています。きちんと節目節目に「お祝いする家族」であることは今でも私の誇りですね。

 


Question2

思い出に残っているクリスマスのエピソードと、記憶に残るプレゼントは?


 

クリスマスの思い出といえば“丸太の形のケーキ”です。子供心に木の形が気になって、見た目が可愛くて好きで したね。実家の近所にある昔からの洋菓子店のブッシュ・ドゥ・ノエルでしたが、毎年楽しみにしていました。 東京にいると、フッと「あの時のブッシュ・ドゥ・ノエルが食べたいなぁ」と思い出します。

 プレゼントの思い出は......、私はメッセージカード、お手紙が添えてあるととても嬉しいですね。最近はメールやLINEでメッセージを送る時代で、自筆で手紙を書く機会が減ってしまっていますが、プレゼントにメッセージが添えてあるだけで忘れられない思い出になりますよね。
 
私の実家では、母がそういった手紙を書くのが好きで、割とプレゼントにメッセージがついてきます。ずっととっておいてしまいます。私も自筆で字を書くのが好きで、母のマネをしてプレゼントには必ず一言添えるようにしています。照れくさくて口では言えないことを字で書くと伝えられるので、手紙はいいですね。

プレゼントで嬉しかったものは、2年前のクリスマスに旦那さんからもらったお財布を気に入っていて、お財布は毎年替えるのがいいそうですが、ずっと使ってしまっています。
父や母もわたしがプレゼントしたものはずーっと大切にしてくれていて、愛着がわくというのはこうゆうことですね。たくさんモノがある時代に、大切でずっと使ってしまうモノがあるって素晴らしいことです。わたしも、お父さんお母さんのような人になりたいです。



Question3

メンズ館で選んだギフトについて教えてください。


 

今年のクリスマスプレゼントは、父と、仕事の相棒に贈ります。父は60代になっても現場で作業着を着て汗を流している仕事好きですが、食事に行くときなどは必ずおしゃれして出かけて、お母さんよりもおしゃれをこだわる人です。引っ込み思案の性格な私なのに、人前に立って独立して働き出したのも父の影響が大きくて、来年の会社10年目を前に、記念に父にプレゼントを贈りたいと思いました。

もう一人は、『edenworks』をずっと支えてくれている大切な相棒にプレゼントです。私が独立直後に、花の流通を知りたくて大田市場でアルバイトをしていたときに知り合って、それから数年後にedenworksに入社してくれました。案件によっては天井装飾や大型のセットも制作するので男手が必要な職業。独立後の大変なときから二人三脚で頑張ってきました。とても頼もしい相棒です。

 

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