歌の中に出てくる花の色は想像してほしい
――『未来花（ミライカ）』の歌詞では、「白い花」と歌われていますね。
常田 歌詞を書くときに、花に色を付けるかどうか二人で話し合いました。僕たちの思いを全部伝えてしまうと、リスナーの皆さんがそれに限定されてしまい、作品を受け取ったときにそれしか思い浮かばなかったりするので、「歌の中に出てくる花の色は想像してほしい」と白にしました。
大橋 スタジオで『未来花（ミライカ）』というタイトルはいいね、と決めたときのことは今も脳裏に残っていて、それがいろんな方々を巻き込んで、ここまでのことになっているのは凄いことだし面白いですね。「スキマの花屋」ポップアップは、楽曲の世界観がクリエーターを通して商品になっていて、皆さんの中でイメージが具体化されるところに可能性を感じます。たとえばTシャツは、その「曲を着る」ことになるわけで、僕らの曲が浸透していく感覚になっていきますね。
――今回のポップアップショップのコンセプトにもある『未来花（ミライカ）』にちなんで、「スキマの花屋」と東京都立園芸高等学校の生徒が企画したスペシャルアイテム「未来の種」も登場しました。
大橋 『未来花（ミライカ）』の歌詞の中では“主人公と君の未来”ですが、学生たちが『未来花（ミライカ）』を聴いて「種を作ってみようかな」というきっかけになったのがうれしい。僕たちの曲が誰かの人生の中にお邪魔させてもらい、背景にしてもらえるのはとてもうれしいことです。学生たちと作った「未来の種」がこれからどう育っていくのかは、育てている人にしかわからないわけで、「未来を大事にしていく」という想いがこの曲から派生しているなら幸せなことです。
常田 どんな花を付けるのか分からないというのも「未来」ですよね。卓弥が、時間とともに「花は枯れる」と言いましたが、時間とともに「種は育つ」ものです。
「SUKIMA NO HANAYA×CHALIE VICE」□8月22日（水）～9月11日（火）□メンズ館8階＝イセタンメンズ レジデンス/チャーリー・ヴァイスhttp://www.office-augusta.com/sukimaswitch/hanaya/
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