2017.10.22 update

【特集】夏の終盤まで活躍、意外と知らないリネン製品のお手入れ

繊細な生地だけに特別なケア用品を使い、正しい手順で、しっかりといたわりたい。


教えてくれる人
大西 あゆみ
<ザ・ランドレス>ブランディングマネージャー 

「リネンには水に通せば強度が増す特性があります。洗えば洗うほど、独特の風合いが生まれるので、経年変化もお手入れの楽しみの一つです。」



<ザ・ランドレス>
(左から)スティフィンアップ クラシック(アイロン用仕上げスプレー/250mL) 3,024円、ウォッシュアンドステインバー(部分洗いソープ) 1,296円、シグネチャーデタージェント クラシック(色柄もの用洗剤/1L) 4,104円、ステインソリューション アンセンテッド(シミ抜き剤/475mL) 3,024円

シワになりやすく、毛羽立ちやすいリネン。柔らかい素材ゆえ、クリーニングに出すとのりが効きすぎて戻ってきたり…。自らケアするならば、ニューヨークに拠点を置く、ファブリックケアのスペシャリティブランド「ザ・ランドレス」に頼るべき。

石油系原料を一切用いず、すべて植物由来ながら、酵素の力で汚れをしっかりと落としてくれる。ワインや紅茶などのシミ、衿元の汚れなど、用途や箇所別にケアアイテムが用意されているから、初心者でもプロ顔負けのお手入れが可能だ。

リネンシャツのお手入れ


まずは妥協せずに、必要なケアアイテムを揃えること。色落ちすることもある素材だが、同系色のものであればまとめ洗いが可能。あとは、手間を楽しむ心構えも忘れずに。


1.シミ抜き①
衿元や袖口など、しつこい皮脂汚れや油汚れには、直接ソープを塗りこみます。旅先の簡易洗濯にもおすすめ。


2.シミ抜き②
シミや皮脂汚れなどの部分洗いにはブラシが有効。こちらはよりやさしく汚れを落とせる天然馬毛を使用。

3. 漬け置き
ボウルに張った水に、染料の保護材や酵素が配合された洗剤をキャップ半分入れて、30分ほど漬け置き。


4.水切り
洗剤成分がなくなるまで、30℃以下の水でよくすすぐ。ねじって絞らずに、軽く押すようにして水を切る。


5.脱水
平らな場所にタオルを敷き、その上に置いたら、巻物のようにくるくる巻いて、余分な水分を取る。


6.干す
ハンガーにかけたら必ず形を整える。これでアイロンがけが楽に。タンブラー乾燥は避けて、陰干しがマスト。


7.のりをスプレー
半乾きの状態で、スプレーのりを全体にふりかける。乾き切る前にアイロンを当てると形が整う。


*価格はすべて、税込です。

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メンズ館地下1階=紳士肌着・ナイトウエア・靴下
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