2016.06.16 update

＜LOEWE/ロエベ＞｜2016-17秋冬展示会で見つけた、ジョナサン・アンダーソンの美しき才能

2013年秋から＜LOEWE/ロエベ＞のクリエイティブディレクターに就任し、個性溢れるデザインとアイデアで、ラグジュアリーファッション界をリードするジョナサン・アンダーソン。彼のクリエーションが詰まった最新メンズコレクションの展示会が表参道のフラッグシップストア「カサロエベ表参道（CASA LOEWE Omotesando）」で開催されました。イセタンメンズネットでは、8月末に予定されているポップアップストアで展開される予定のアイテムを一足早くチェックしてきました。

回を追う毎に創造性と自由度が増しているメンズコレクション

ブランド創設170年という歴史を軽々と超える現代性を持って、＜ロエベ＞の新しい世界を構築していくジョナサン・アンダーソンの才能がきらめく2016-17年秋冬メンズコレクション。本コレクションは、古代の地球の色を配したオーバーサイズでハイパーリラックスなシルエットが特徴で、その穏やかでゆったりとした感覚は、19世紀初めのインドネシアのスカーフモチーフからインスパイアされた黒のロングニットカーディガンと、プテロダクティルス（翼のある恐竜）のプリントが施されたシルクシャツに象徴されます。

ロゴも新しくなった新生＜ロエベ＞をアピールする若々しいデザイン、革新的な素材使い、日常で使える機能性などが美しく昇華し、＜ロエベ＞ならではの普遍性とクリエイティブなモダニティの融合が随所に見られるコレクションとなっています。

今秋冬のテーマは「NUTRIA & SHEARING」

最新コレクションで特に目を引いたのが、新作のレオパードプリントの「NUTRIA（ヌートリア）ファー」と、＜ロエベ＞が得意とする「SHEARING（シアリング）＝シープスキン」をテーマとしたラグジュアリーなレザーコレクションです。

ヌートリアの毛は鏡のような上品な光沢感を持ち、とてもシルキーな触り心地で、シェアード（刈毛）ミンクに似ているのが特徴。また、シアリングは＜ロエベ＞ではコートのライニングに使われるなどお得意の素材で、トスカーナ・シアリング（毛足の長いトスカーナ種のシープスキン）を使用したジレは、たっぷりとしたファーの毛並みが印象的で、フーディなのでカジュアルに着こなせます。
さらに、毛足を短めに刈り込み、少しカールさせたカーリー・シアリングを使用したハーフコートやバイカージャケットもプレス関係者の注目を集めていました。

「パズルバッグ」のスペシャルバージョンが登場

2015年に登場以来、大人気の「パズルバッグ」の男性向けエキストララージサイズに、スペシャルバージョンが登場。レオパードプリントをほどこした柔らかなヌートリアファーに加え、シアリングやスエード、グレインドカーフなどさまざまなテクスチャーのレザーをパッチワークしたようなデザインに注目。さらに、フロントパネルには、ロエベ170周年を記念して、歴代のロエベロゴを刻印したカーフレザーを配しています。この特別なパズルバッグは、イセタンメンズ先行販売アイテムとなっています。

また、ランウェイで大きな話題となったデニムのように見えるレザー素材のアイテムや、キャンバス素材から作ったピュアデニムのルック、ニットやバッグなど随所に取り入れられたサンセット（日の入り）のプリントは、メゾンのポジティブな姿勢をアピールしています。

8月24日（水）から、どこよりも早く先行販売を開始！

これまではメンズ館3階＝インターナショナルデザイナーズで開催していたポップアップストアが、今秋はよりパワーアップしてメンズ館1階＝プロモーションに登場。8月24日（水）から9月6日（火）まで開催される「2016 Loewe Men’s FWコレクションポップアップストア」では、最新秋冬メンズコレクションより、前述の「シアリング」シリーズや、バッグ、スモールレザーグッズ、シューズをはじめ、レディ・トゥ・ウエアも展開します。ぜひご期待ください。