【オープンレポート】<HERMÈS/エルメス>|男性の内なる炎に火を付ける最新プレタポルテと限定アイテム&カラーが集結
どこまでもプレイフルに――<HERMÈS/エルメス>が年間テーマとして掲げる「Let's Play!」の遊び心が弾ける期間限定ブティック"PLEINS FEUX SUR L'HOMME"が、メンズ館1階=プロモーションに登場。「オープンエア」をテーマにした2018年秋冬メンズコレクションと、伊勢丹新宿店先行発売商品が一堂に会する。
コレクション会場の回廊をイメージした内装に注目
<エルメス>の期間限定ブティック"PLEINS FEUX SUR L'HOMME"は、PLEINS(たくさんの)FEUX(炎)SUR(オン)L'HOMME(男性)という意味で、「男性に光を、男性に内なる炎を、男性にエネルギーやパワーを、包み込むような温かさを」などを示している。
期間限定ブティックの内装は、パリで開催された<エルメス>2018年秋冬メンズコレクションの会場となったHotel de l'Artillerie(オテル・ドゥ・ラルティコリー)の回廊をイメージ。床は石畳を模して、コレクションテーマの「オープンエア」を感じさせる空間となっている。さらに、「コレクション会場からパリの街中に迷い込んで、散策しながら新作と出合う」というギミックも感じさせる。
今回は、メンズ部門アーティスティック・ディレクターにヴェロニク・ニシャニアンが就任して30周年のアニバーサリーという節目でもあり、大がかりなコレクションショーは、会場の大型モニターで見て体感したい。
日本初登場の「オータクロア」や伊勢丹限定カラーが続々
日本初登場で伊勢丹新宿店先行発売は、1892年に誕生した<エルメス>バッグ第一号の「オータクロア」に、イギリス現代美術の巨匠であるデイヴィッド・ホックニーの作品にインスピレーションを得た『エンドレスロード』が描かれたもの。海と山の風景がレザーのアップリケで美しく表現されている。レザーをふんだんに使いながら凹凸を最小限に抑え、さらにその上からステッチや刺繍を施すという<エルメス>の職人技の結晶が見てとれる逸品は数量限定となっている。
同じく『エンドレスロード』のモチーフは、小銭入れ付きの財布やタブレットケース、セーターなどにも登場。コレクションテーマの「オープンエア」にもマッチする“風景”を身近で楽しみたい。
シューズ 164,160円
さらに、伊勢丹限定カラーのアイテムにも注目。キャメルのコートやラムレザーのブルゾンをはじめ、踵をつぶしても履けるスリッポン「シドニー」のルージュ・アッシュや、モカシン「パリ」のダークグリーンなどは、期間限定ブティック"PLEINS FEUX SUR L'HOMME"のみの展開となっている。
「天然素材×テクニカル素材」のハイブリッドが新鮮
今シーズンのプレタポルテは、コレクションショーで印象的に使われた篝火(かがりび)と呼応するように、温かさを伝えるたっぷりしたコートや、ニットとアウターのレイヤードが登場。シンプルなデザインのモヘアのオーバーシルエットのコートや、リバーシブルで着られる単品ジャケットなどをラインナップする。
色は「鉱物(ミネラル)」の鈍い輝きをインスピレーションに、シルク素材でナチュラルカラーを表現。シルクのジャカード織りスーツや、プリントとジャカードのコットンシャツのカラーリングが新鮮だ。さらに、素材で注目したいのは「天然素材×テクニカル素材」のハイブリッドで、シルクやカシミヤとテクニカル素材の組み合わせもトレンドを感じさせる。
イヴニングの提案はすべてシルクのコーディネートで、会場ではコレクションのファイナルルックがディスプレイされている。既成概念を覆す遊び心あるコーディネートは必見だ。
期間中の後半には、新作のレザーアイテムやコートなど重衣料も続々登場し、色味も変わっていく予定なので、何度でも足を運んでほしい。
<エルメス>期間限定ブティック
□10月31日(水)~11月27日(火)
□メンズ館1階=プロモーション
*価格はすべて、税込です。
お問い合わせ
メンズ館3階=インターナショナル デザイナーズ
03-3352-1111(大代表)