【Fun to Dress vol.4】<LID TAILOR>×<JAMES GROSE>テーラーが採寸するライダースジャケットとは|伊勢丹新宿店 メンズ館 メイド トゥ メジャー

<ジェームスグロース>は2014年に復刻された幻の英国ライダース ジャケット。このブランドからこの秋<リッドテーラー>の根本修氏が監修するニューモデルが発表された。伊勢丹新宿店メンズ5階 メンズテーラドクロージングでも展開する気鋭のテーラーと、老舗のDNAを継ぐライダースのコラボは、”テーラードレザー”とでも呼ぶべき新しいカテゴリー。カスタムオーダーも可能な、新たなレザースタイルを描き出す。

今回、本企画に関わった3名に、新作制作の背景とその魅力について語ってもらった。

  1. 気鋭のテーラー×英老舗レザーがテーラードレザーを作り出した理由
  2. 完成されたライダーズに新たな命を吹き込むテーラーの仕事とは
  3. 遊び着としてだけでなく仕事着にもなるライダーズ

右)メンズテーラードバイヤー谷口雅樹
中)<リッドテーラー>根本修氏
左)<グリニッジ>真崎進平氏

気鋭のテーラー×英老舗レザーがテーラードレザーを作り出した理由


「私が担当するメンズ館5階フロアのメインアイテムは今まではスーツでしたが、近年のライフスタイルの変化とともにビジネスシーンの装いも多様化し、求められるアイテムも変化してきました。なかでも最近人気が高いのがレザーアイテムです。そこで、お客さまから支持をされ続けているのがレザーアイテムなんです。この分野をさらに充実させたいと思い、これまではイタリアのファクトリーブランドを中心に、さまざまなブランドを取り揃えてきました」。

とメンズテーラードバイヤーの谷口雅樹は言う。今までもレザーの人気は高まっていたが、今年に入っても勢いは止まらない。


「レザーブランドの数が揃ったところで、これからどうやったらもっとお客さまに喜んでいただける品揃えができるだろうかと考えていました。そこで、レザージャケットでオーダーできたら楽しいのでは、と思ったのです」(谷口)

話をもちかけられたのは1876年にロンドンで創業された<ジェームスグロース>の国内販売代理店グリニッジの真崎進平氏。すぐさま本国に連絡をとったのだが、一般的にイギリス人の職人は、自分の仕事に誇り高く、イレギュラーな依頼には塩対応が常。良い返事がもらえるか、不安は否めなかったという。

「それまでカスタムというレベルで仕様変更を依頼したことはあったのですが、あらためてオリジナルモデルの制作と、お客様の依頼ごとのオーダーを受け付けることができますか? とメールを送信しました。通常、仕様変更の依頼をすると、本国から『そもそも我々の仕事とは〜』から始まる超長文のメールで断られるのですが(笑)、今回『イセタンメンズのためならOK!』という返事がすぐに帰ってきたのです」(真崎)



完成されたライダーズに新たな命を吹き込むテーラーの仕事とは


斯くして動き出したオーダーのベースとなるオリジナルのモデルの制作。監修したのは5階メイド・トゥ・メジャーでも人気の<リッドテーラー>根本修氏だ。自身、英国テーラーリングに精通し、16歳からオートバイを欠かしたことがないというバイク乗りでもある。訪れた人ならご存知と思うが、アトリエにはいつでも走りに行けるクオリティの旧車のドカティが飾られている…のだが、取材の一週間ほど前にドカを手放したばかりだった。

「お話をいただいたとき、英国、ライダース、オーダーときて、私にたどり着いていただけたのは嬉しかったですね。スタイルとしてのライダーズを”仕立てる”のはテーラー仕事の領域です。ファッションとしての着方、それぞれの体型に合わせたフィッティングなど、自分自身の引き出しにあるライダーズのイメージを存分に提供できます」(根本)。


根本氏が考える「スタイルとしてのライダーズ」とは、バイクに乗らない人のライフスタイルにもマッチしたライダーズだ。二輪のカフェレーサーのためのライダーズから、四輪のラグジュアリーセダンに乗る人のためのライダーズまで、多様なスタイルを提供できるという。

「僕らの世代は、ライダーズを着ているヒーロー像が明確にあります。そのイメージに合わせて時代ごと、シーンごとのフィット感というものを提供したい。そこでベースとなるモデルは、アーカイブにあったレーシングモデルを使い、できるだけシンプルに、でも存在感あるデザインにまとめました」(根本)。

今回、オリジナルライダーズのベースとなった「ドーバー」は、もともとはレザーパンツとセットアップするため、余計な装飾を一切配したミニマルなシングルライダーズをベースにしたモデルだった。カスタムモデルの制作にあたり根本氏は、ヴィンテージ感の強い無骨なファスナーを細身のものに変更し、ポケットのジップを省き、サイドアジャスターを取り付けた。


「スタイルが完成されているライダーズですから、型紙を変更しようとは思いませんでした。唯一、ウールのスラックスと合わせることを想定して、着丈をやや長めに変更してもらったぐらい。それと内ポケット! ライダーズやミリタリーウェアって内ポケットがないんですよね。でも街で着るときの使い勝手を考えたら、内ポケットは絶対に付けたかった」(根本)。

これまで<ジェームスグロース>のライダーズには内ポケットがなく、工房に依頼する際、真崎さんは不安に思っていたという。しかし、ロンドンから届いたサンプルの仕上がりには、真崎さんも感心したという。


「パッチポケットならともかく切り込みタイプの内ポケットは、工房の職人も手がけたことがないと思っていたのですが、他のモデルで腰ポケットに使われている玉縁ポケットを、内側に移植することで上手に取り付けられていました。誇り高き職人の仕事ぶりを見せてもらったという気がしました」(真崎)。


遊び着としてだけでなく仕事着にもなるライダーズ


さりげなくだが、しっかりとモディファイされたライダーズは、数々のライダーズに精通する真崎さんのオフィスでも好評だという。

「普通、別注モデルって、ひと目で分かるカスタムがされているのでスタッフも大体把握しています。なのに今回、ラックに掛かっていたサンプルを見た他のスタッフに、『これどこのライダースですか? カッコいいですね!』って言わせたときは、心底嬉しかったですね」(真崎)


「スーツも同じです。外見からブランドもどこの仕立てかもわからないけど、カッコいい! っていわれるのが理想です。私自身、テーラー冥利につきる言葉なんです」(根本)

9月26日(日)に開かれる採寸会では、シングルとダブルが用意されている。各部のサイズ調整とともに素材の載せ替えが可能だ。用意されているレザーは、カウ、ホース、シープの黒、そしてスエードは4色を選ぶことができる。

「今秋、大人の休日としてだけでなく、業種によってはウィークデイオンタイムにも着られるライダーズに注目が集まるなか、<ジェームスグロース>は、アメリカンともイタリアンとも違う、テーラードに似合うという独特の雰囲気を漂わせるライダーズです。アメリカンなライダーズなら着たことあるというお客様、イタリアンレザーを愛用しているお客さまはもちろん、普段、根本さんのスーツを着ている方にも似合うはずです」(谷口)。

採寸会当日は、根本氏自ら採寸にあたる。スーツはもちろんライダーズ談義、イギリス談義、さらには次の一台を模索している根本氏とバイク談義に花を咲かせるのもいいかもしれない。


 
イベント情報
リッド テーラー>採寸会
  • *根本氏来店:午前11時~午後6時(予約制)
  • 開催場所:伊勢丹新宿店 メンズ館5階 メイド トゥ メジャー


オーダー詳細

  • ライダースジャケット:247,500円から(お渡し:約5か月後から)
  • メイド トゥ メジャースーツ:108,900円から(お渡し:約5週間後から)
  • 仮縫い付きメイド トゥ メジャースーツ:273,900円から(お渡し:約3か月後から)
*採寸会は予約制です。ご来店を希望のお客さまは下記までお問い合わせください。
*ご予約に関しましてご希望に添えない場合もございます。予めご了承ください。
*諸般の事情により来店日時が変更になる場合がございます。また時間帯により不在の場合がございます。
*営業時間のお知らせはこちら
 
Text:Yasuyuki Ikeda
Photograph:Tatsuya Ozawa



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