2人と巡り合わせたのはバイヤーの植松。銅冶氏と同じ大学のアメフト部で先輩にあたる。昨夏のポップアップを企画したのも植松であり、その目論見は見事に当たった。

「最初、NPO法人を立ち上げた銅冶の仕事は、途上国支援がメインテーマだったはずです。ブランドを立ち上げたことで商品開発とNPO活動が半々の割合に変わってきています。アフリカンカルチャーに根ざしたテキスタイルデザインが得意なアパレルへと変貌しながら、軸足を途上国支援に置くという第2のフェーズへ入ってきているのではないでしょうか」。


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植松もずっと後輩の活動に注視してきた。<クラウディ>は柄を提出、それを高いプリント技術を持つ<グレイブボールト>が商品化するという彼の発案でコラボが実現したのである。その柄は現地デザイナーと協力して生み出したオリジナル。アフリカでは、星柄を抱く柄は「独立」を、葉脈のようなグラフィックは「愛情」を表すのだという。配色も現地のものを参考に展開していて、ビビッドな派手色はほかではあまり見られないほどに目を引く。型はボクサーとローライズの2種類だ。

さしずめ今なら、バレンタインにチョコレートを添えて意中の彼に贈ったとしても、背景に「アフリカに雇用創出、学校建設、サステナブルな事業を」などという崇高な意識を感じることなく、単純に「この色柄のパンツ、面白い!」と気に入ってもらえることだろう。

 


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<グレイブボールト>の商品ラインナップにはもうひとつ、ビキニがあるのだが、今回、ビキニは見送られた。理由を尋ねると、単純に銅冶氏が履かないからだという。「意外とビキニ、良いっスよ」という話から現場は下着談義で盛り上がった。初めて履いたボクサーブリーフに大人を意識した話、コットンよりもナイロンのほうがウールのスーツには滑りがよくて履きやすい、果ては男同士だからこその、ちょっと書けない話まで。

「銅冶くん、ビキニはいてみれば?」「ハイ! 今日からはきます!」

ユーザーには関係ないことかもしれないが、アンダーウェアとしての魅力を感じてもらえれば、それで十分なのだが、銅冶氏の体育会気質と誰にでも可愛がられるキャラクターが、アフリカに繋がっていると思えばこそ、ひとつ協力してみようかという気にもさせられるのだ。



 

Photo:Tatsuya Ozawa
Text:Yasuyuki Ikeda

*価格はすべて、税込です。

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