2019.03.08 update

英国の老舗ブランドも認める<WACCOWACCO/ワッコワッコ>の、現代的でマニアックな“リミックス”的ものづくり。(1/2)

「僕はデザイナーではない」と言い切り、解体・再構築という現代的な手法を主としたクリエーションで圧倒的支持を獲得。世界的な評価を高めつつあるブランド<WACCOWACCO/ワッコワッコ>。ついに英国を代表する老舗ブランド<Barbour/バブアー>とのオフィシャルなコラボレーションを実現させた注目の“デザイナー”、櫻井幸治氏に話を訊いた。





バッグブランド<WACCOWACCO/ワッコワッコ>を主宰する櫻井幸治氏

 “デザイン”するのではなく、愛するものを“リミックス”。


シーズンごとに設定したさまざまなテーマに挑戦しながらも、ヴィンテージの軍用テントを素材とした衝撃的なデビューコレクション以来、常に変わらぬ“深度”でマニアックな追求を続ける<ワッコワッコ>は、2016年に誕生した新進気鋭のバッグブランド。デザイナーを務める櫻井幸治氏は、セレクトショップの販売員を経てアクセサリーブランドの企画で研鑽を積み、長女の誕生とともに独立を決意したという無頼漢だ。そしてデザイナーでありながら、真面目顔で自らを「デザイナーではない」とうそぶく。

「僕はいちからカタチを作り上げるようなものづくりはしていない。だからデザイナーではないんです。自分が大好きで愛用しているようなモノでも、『こんな素材で作ってみたら……』なんていうアイデアや欲求からオリジナルを再解釈し、時代性を加味して再構築をするのが面白い。だから“デザイン”というよりも、“リミックス”に近いかもしれませんね」

まだ6季目という若いブランドながら、第二次大戦期のヴィンテージテントに始まり、1990年代のリアルスポーツ、英国を代表するビッグブランドのヴィンテージコートなど、そのシーズンテーマは変幻自在。

テーマに忠実な素材のみを駆使しながら、アイテムそのものは普遍性のあるマスターピースに傚ったデザインに仕上げているのが特長だ。



「前のシーズンがトラッドなら、今季はスポーツ。来季はまたクラシックにするなど、飽きさせない展開を意識しています。あまりに振れ幅が大きすぎて、バイヤー泣かせだというお声もいただきますけどね(笑)。でもすべての基本は、コレクションするくらい大好きなブランドやアイテムであること。ミリタリー、アウトドア、スポーツなどのスタイルをベースに、自分が愛してやまない“何か”をテーマにしています」

そんな愛用品のひとつが、今回ブランドとして初の公式なコラボレーションが実現した、英国のアウトドア&ライフスタイルを象徴するブランド<バブアー>のワックスドコットン製ジャケットなのだという。

「これまでは大好きな“傑作”を勝手に、自分なりの解釈で再構築するという作り方でした。でも今シーズンは、<バブアー>からお声がけをいただいたオフィシャルなコラボ企画。すべてにおいてアプルーバル(許諾)を取る必要があるので、違った難しさがありました」

©WACCOWACCO

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