Ethnic Touch──着こなしに、ドラマティックな想いを添えて(1/2)

内省的になりがちな冬に、着る人をさりげなく包み込んでくれるのがジャケット。そして、装飾的なコートやボヘミアンスタイルのコート。それらは、心強くもあり、ときにやさしくもある。どことなく自由な薫りのする一着に心惹かれた、とある男性のストーリー。

「ライク ア フラワー」

□11月29日(水)~ 12月25日(月)
□メンズ館各階

 
<イザイア ナポリ>
ジャケット 286,200円

<クルチアーニ>
セーター 41,040円

■メンズ館4階=インターナショナルラグジュアリー
 
<GTA>
パンツ 34,560円

■メンズ館5階=ビジネス クロージング


植物は古今東西、生活に寄り添い、芸術にインスピレーションを与えてきた。絵画、文学はいうに及ばず、映像、料理、そしてファッション。こと、ボタニカルモチーフのファッションと聞くと、どうしても女性の専売特許のようなイメージがある。しかし、今季のトレンド基軸のひとつ、“ウインターボヘミアン(民族的なファッション)”を勘案するに、世界各国の植物にインスパイアされたパターンのなかには、ジェンダーレスなものも多く見られることに気づくだろう。

2015年に会社創立140周年を迎えたリバティ ロンドン。それを記念してロンドンのファッション&テキスタイル ミュージアムで開催された「Liberty in Fashion」や、ほぼ同時期にヴィクトリア アルバート ミュージアムで催された「THE FABRIC OF INDIA」は繊維産業における植物モチーフの盛り上がりを物語っている。さらには、ポーランドのウッチ中央織物博物館の「Textile in Bloom」展(グーグルのアプリ「Google Arts & Culture」でアクセスが可能)。


<イル カポッティーノ>
コート102,600円
■メンズ館5階=ビジネス クロージング

そして、藤原ヒロシ氏と東 信氏、京都精華大学の学生が手がけた展覧会「FLOWER HUDDLE」も、ファッション業界と植物の距離感の蜜月を物語る好例だ。着こなしにドラマティックなムードを与えてくれる植物モチーフは、メンズファッションの世界でもおぼろげながら香気を放ちはじめ、やがて自由な雰囲気を満たすことになるに違いない。