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PITTI IMMAGINE UOMO at ISETAN MEN'S。

2014年1月7日から10日にイタリア・フィレンツェで開催された第85回ピッティ・イマージネ・ウォモ。
そのネクスト・シーズンを占う新作がどこよりも早く、そして一堂に会するフェア、
ピッティ イマジネ ウォモ アット イセタンメンズが
6月25日(水)〜7月15日(火)にかけて開催される。
その魅力は、訪れれば例外なくバイヤー気分が味わえるところにある。

なぜピッティに白羽の矢を立てたのか

ピッティ イマジネ ウォモに出展する200にのぼるブランドを扱い、重要な仕入れの場に位置づけるイセタンメンズ。カスタマーにいち早く新作を披露したいという思いを具現化するためにタッグを組んだのはじつに自然な選択だった。会期中、館はピッティ一色に染まり、前回好評を博した雑誌「LEON」などによるスナップも引き続き行われる。そんな世界観を凝縮した、初の試みとなるその名もピッティ・ブースは館を渉猟する足がかりに最適だろう。

マスキュリンな世界がいっそう加速する”

ピッティ イマジネ ウォモは1940年代にイタリアはフィレンツェで始まった紳士服飾の総合見本市であり、祭典だ。1972年より会場として使われる、中世に建造されたパッソ要塞には1000のブランドが出展、世界から3万人のバイヤーやジャーナリストが訪れる。バイクの擬音をモチーフにした春に続き、ピッティが2014年秋冬のテーマに据えたのは “ROCK ME PITTI”。マスキュリンな世界観がエイトビートのリズムに乗り、いっそう加速している。

Pitti Immagine UOMO 85 MOVIE

イセタンメンズが導き出した4つのスタイル

  • RURAL GENTLEMAN

    イギリスの郊外(=ルーラル)で過ごすジェントルマンの装いはこの秋、欠くことのできないエレメントになった。ツイードやタータンチェック、グレンチェック、シェファードチェックといった起毛感のある、由緒正しいファブリックの数々。これをナチュラルカラーで仕上げるスタイルはくつろぎのなかに品格と洗練を漂わせる。

  • ARISTOCRATIC

    東欧やロシアの貴族にインスパイアされた、これぞダンディのきわみといったスタイル。タペストリーやカーペットなど、インテリアのそれにみられるジャカードやプリントをあしらったファブリックがその世界観を端的に表す。フォーマルでストリクトなダークカラーを掛け合わせるスタイリングが、モダンに変換するカギである。

  • MILITARY&WORK

    男が愛してやまない不滅の世界、ミリタリー、そしてワーク。上質さを追求したレザーやメルトン、モダンなパターンで再構築する手法はありふれたものになったけれど、今季のそれは思わず目利きもうなる深化を遂げている。ミニマルなカラーパレットでダメを押せば、一分の隙もない、マスキュリンなスタイルが完成するはずだ。

  • WINTER RESORT

    アルプスのプレミアムなスノーリゾートにインスピレーションを得た、スポーティカジュアル。ダウンやカシミア、ウールジャージーといったラグジュアリーでファンクショナルなファブリックにライトグレイやホワイトなど、その地に溶け込むエレガントなカラーパレットをまとわせれば、ノーブルこの上ないスタイルが生まれる。


バイヤーはどう解釈し、なにを仕入れたのか

  • 素材感がこの秋のカギ。
    たとえばブークレ、リングヤーン。

    ビジネスクロージング
    「メンズファッションの潮流であるリラックス感を演出するのはもっぱらウォッシュという加工法によっていましたが、この秋、その表現方法ががらりと変わります。それはずばり、素材そのものの面白さを掘り下げるというもの。ブークレやリングヤーンといった起毛感や織り感に特徴のあるファブリックが好例で、LBMが新たに立ち上げたロットやタリアトーレあたりがそんな世界を色濃く反映するブランドになります」
    buyer:Yuki Yamaura

  • 紳士が装うに足る
    クラシコの本物がずらり。

    インターナショナル ラグジュアリー
    「英国紳士を彷彿とさせるチェック・パターンやヴィンテージ・タッチはジャケットのみならず、スーツにも波及します。背景にあるのは、紳士たるもの、きちんと装いましょうというメッセージです。サンタンドレアやベルベスト、ロータがずらりと揃うのは世界を見渡してもあまり例がありませんが、それはひとえに本物の紳士が求めるものに過不足なく応えたい、という思いです」
    buyer:Takuya Mabuchi

  • いまの気分を演出する
    秋冬ニットのツートップ。

    コンテンポラリー カジュアル
    「この秋おすすめはロベルトコリーナ。フェアアイルやカラーストライプなどおなじみのデザインに加え、素材のポテンシャルで勝負してきたカシミアの一着も見逃せません。ニットダッフルで一世を風靡したバークのさらなる深化には我々も脱帽しました。思わず上手い、と唸ったチェスタータイプはもちろん、ダッフルの新機軸として打ち出したニット×ナイロンのハイブリッドファブリックモデルも今後入荷予定です。」
    buyer:Shoji Isome

  • 重厚感溢れる服を受けるダブルモンク。
    注目はエドワードグリーンとクロケット&ジョーンズ。

    紳士靴
    「本命はなんといってもダブルモンク。ボリューミーな服と相性がいいのはもちろん、オンオフの垣根を取り払うフトコロの深さも大きなアドバンテージです。ニューカマーも登場しますが、見逃せないのはイギリスの名門。スエードのゴールドバックルにゴム底で施したエドワードグリーン。ネイビーコードバンやスムース&スエードをコンビに仕立てたクロケット&ジョーンズはさすがと唸る完成度があります」
    buyer:Yoshie Nakamura