2017.01.11 update

【インタビュー】<TIE YOUR TIE/タイユアタイ>レオナルド・タッツァーリ|イタリアとインドが交錯した色。



血の結束を高める役回りも

自他ともにみとめる紳士服飾の名店、タイユアタイの創業は1984年。あなたのタイを締めなさい--自分なりのスタイルを確立してほしいという思いを込めてフェレンツェのチェントロ・ストリーコ(都市計画における歴史的都心部)に出した店はほんとうにささやかなものだったが、瞬く間に男を虜にした。

キートンが唯一、創業者の名、チロ・パオーネをつかった別注モデルを許したのはタイユアタイだったけれど、そのような例は枚挙にいとまがない。紳士服飾の祭典、ピッティではトレンドを占う羅針盤といわれ、一挙一動が話題になった。日本のシューメーカーが世界で注目されるようになったのは、フランコが深谷秀隆を見出して以降だろう(深谷は2005年、フィレンツェに日本人で初めてビスポーク・メゾンをオープンしたシューメーカーだ)。


歴史も浅く、繁華街でもないその地でそれだけの名声を得るにいたった勝因は、だれもが認めざるを得ないほど研ぎ澄まされたフランコの美意識をおいてほかにない。タイユアタイのコレクションはかれの美意識に忠実な最高峰のファブリック、洗練されたデザイン、むかしながらの生産態勢から生まれる。生産は、いまもその街に暮らす女性たちが担っている。

縁の下で支えた力持ちがレオナルドだった。ビジネス・パートナーとしての役割だけをいっているのではない。間接的に、血の結束を高めるのにも貢献している。

「わたしの母親はフランコと再婚しました。そしてシモーネの奥さんは実の姉です」

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Text:Takegawa Kei
Photo:Ozawa Tatsuya

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