独特なファッション性をアピールする<パドローネ>のデザインの秘密


現在、デザイン数では30~40型ほどあるという<パドローネ>ですが、意外なことに靴デザイナーは不在とのこと。「デザインは社内ですね。自分は会社の2代目で、先代からファッションブランドのOEM工場としてやってきました。70~80年代にかなりの数のデザイナーズブランドの靴を手がけた経験値とノウハウがあり、その蓄積したもので自社ブランドを立ち上げようと。スタート時はみんなで相談しながらデザインしていました」と三浦社長。

「知らず知らずに、最先端のファッションに触れていて、靴のデザインに対して目が肥えました」と言います。新作デザインも不定期で登場しますが、現在は、既存のデザインをベースに、底や革、カラーを変えて展開しているそうです。

「<パドローネ>はカジュアルシューズなので、トレンドを色や革の表情などで取り入れています。パンツの丈や幅が変われば、足元も変化しますが、今はスラックスでも丈が短いので、10年前のブランドスタート時から変わらず作っているプレーントゥ「DERBY PLAIN TOE SHOES」の黒がトップセラーですね」


製法に固執せず、いかに快適に履けるかを、さかのぼって考える


工場を見て、三浦社長の話を聞いてすごいと思ったのは、製法にこだわらず、「いかに軽くて、足入れが良く、馴染みが早い革靴を作るか」というところからさかのぼって、アッパーの革を決め、部材を選び、木型を作り、それから製法を決めているということ。オーダーしているアッパー用の革も、仕上げを先に考えて発注しているので、あの独特なシワとうねりが出るそうです。

さらに取材してわかったのは、アッパーの革のシワのうねり感と反りは、手作業で曲げている(!)こと。「中もアウトソールも革なのでできる加工です。また、人の手によって磨き込んで風合いが出る革を使用しているので、ワックスを使い分けて独自の表情を出していきます。同じ顔つきにはならないですね」

三浦社長は、「<パドローネ>の靴は、流れ作業とは真逆の靴で、靴としては正しい作り方ではないかもしれません。靴は、“シワがなくキレイに”というのが鉄則ですが、でも、セメント製法だから曲がるし、ワックスがかかった革は、最初から味になる。そんな靴を履いて楽しんでください」


「DERBY STRAIGHT TIP SHOES」34,560円
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「パドローネ ミュージアム」が、11月末にリアル店舗で登場


では、「パドローネ ミュージアム」に登場する<パドローネ>のベストセラーをご紹介。まず、プレーントゥ「DERBY PLAIN TOE SHOES」は、ブランド創業時からベストセラーを続ける定番モデルの外羽根式プレーントゥシューズ。マッケイ製法の魅力であるトゥの反り返り、軽さ、通気性の良さを堪能できる一足で、ミニマムに仕上げたアッパーとレザーソールはカジュアルでもドレスでもコーディネートを選びません。


「DERBY PLAIN TOE SHOES」30,240円 商品を見る


ブーツ「WPL SHORT SIDE ZIP BOOTS」の見どころは、コンビ鞣(なめ)しのステアハイドを使用した<パドローネ>オリジナルの国産ナチュラルレザー。オリジナルオイルとワックスを使って丹念に加工が施され、美しいドレープと相まって、愛着に応える名品となっています。


「WPL SHORT SIDE ZIP BOOTS」33,480円 商品を見る


また、伊勢丹オンラインストアの特設ページ「パドローネ ミュージアム」の誕生を記念して、メンズ館地下1階=紳士靴では、11月30日(水)より<パドローネ>ポップアップを開催。ポップアップの期間のみ、靴をお手にとってご覧いただけます。ぜひお出かけください。

*価格はすべて、税込です。

Photo:Ozawa Tatsuya

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